代用教員

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代用教員(だいようきょういん)とは、旧学制下で師範学校等の教員養成学校を経ないで学習指導に当たった教員。

概要[編集]

特に小学校教員に多く、明治、大正生まれの著名人の伝記で代用教員の職歴が語られる人も多い。代用教員は給与を低く抑えることができ、また、戦前は給与の男女格差があったので、代用教員には若い女性が多かった。

戦後[編集]

戦後は教育職員免許法が施行され、小学校教室への登壇は原則短期大学以上の学歴が必要となった。学制改革直後に資質検査が行われ、代用教員は人員削減の対象となりやすかった。それでも人員不足になったので、各都道府県で臨時教員養成所が設置され、高校新卒などの教員養成が行われた。

教科担任の中学校・高等学校は臨時免許状発行での人員補充が頻繁に行われたが、1990年代に社会人経験のみで免許が交付される特別免許状の制度が設けられた。

代用教員経験のある著名人[編集]

野口英世高等小学校在学中に有給で授業を受け持つ「生長」になっているが、ここでいう代用教員と少し異なる。

代用教員を描いた作品[編集]