京の上臈島

京の上臈島（きょうのじょうろうじま）とは、香川県香川郡直島町に存在する日本の島である。直島諸島のひとつである。島の面積は0.34平方キロメートル。

概要

南岸にある岩が下げ髪の女性の立ち姿に似ていることから、保元の乱で配流されていた崇徳上皇が「京の女郎岩」と呼んだと言われている。別の話では、崇徳上皇が不仲である女郎2人をこの島に送ったが、そこでもこの2人が争いをやめなかったので石と化してしまい、女郎に似た岩を「京の女郎岩」、近くの岩を「田舎の女郎岩」と呼んで、それが島の名前になったと伝わっている。また、行き交う船が水を求めて島に立ち寄った際、女郎蜘蛛が美女に化けて柄杓を借りた妖怪伝説に基づくという説もある。