中尉（ちゅうい）とは、中国の官位である[1]。宮殿の外回りの警備を職務とし、毎月3回は宮殿外を巡察して武器に関する事も職務とされた[1]。始皇帝の秦では中尉という官職名であったが、前漢の時代に執金吾と改称された[2]。三国時代の魏の時代に一時的に中尉に復されたが、すぐに文帝により執金吾に戻された[2]。三国時代には全ての国家で設置され、著名な人物では呂布の主君であった丁原が何進政権下で就任している[2]。
- ↑ a b 中国の思想刊行委員会『三国志全人名事典』徳間書店、1994年、423頁
- ↑ a b c 中国の思想刊行委員会『三国志全人名事典』徳間書店、1994年、415頁
参考文献[編集]