中家住宅(なかけじゅうたく)とは、奈良県生駒郡安堵町窪田133番地に存在する国指定の重要文化財である。
中家とは、大和国で勢力を誇った筒井氏の一族と言われる。この建物は江戸時代中期の建築で、二重の濠を巡らした中世武士の居館の様式を伝える環濠屋敷である。新座敷に安永2年(1773年)10月15日銘の棟札がある。
昭和43年(1968年)、主屋・表門・米蔵二棟・新蔵・乾蔵・牛小屋・持仏堂・庫裏などが国の重要文化財に指定された。