二院制

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
両院制から転送)
ナビゲーションに移動 検索に移動

二院制(にいんせい)とは、立法機関である国会が、2つの議院から構成されている制度のことである。

各国の概要[編集]

国民の意思をできるだけ反映できるようにするとともに、どちらかの議院の行き過ぎを抑えて、慎重に審議することを目的としている。

現在の日本[編集]

令和4年(2022年)の段階で、日本で二院制を採用しており、日本国憲法の第42条[1]で日本の国会は衆議院参議院の二院から構成されると定められている。別名は両院制(りょういんせい)。

かつての日本[編集]

大日本帝国憲法下では、民選議員で構成された衆議院と華族互選議員や多額納税者議員などから構成された貴族院が存在していた。

アメリカ[編集]

地域区割りによって選ばれる下院と各州代表から構成される上院からなる。

ドイツ[編集]

他国の下院に相当し、有権者の直接選挙によるドイツ連邦議会と他国の上院に相当し、直接選挙によらない案件ごとの各州代表から構成される連邦参議院の二院制である。

イギリス[編集]

他国の下院に相当し、有権者の直接選挙による庶民院と他国の上院に相当し、直接選挙によらない爵位を授与された代表から構成される貴族院の二院制から構成されるが、庶民院優越の原則が確立している。

関連項目[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. 第42条 国会は、衆議院及び参議院の両議院でこれを構成する。