世田谷一家殺害事件

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世田谷一家殺害事件
日付2000年12月31日
時間30日()23時頃~31日()未明
場所東京都世田谷区上祖師谷3丁目
死者4人
原因動機は不明
犯人行方不明(男性、A型)
備考未解決事件(経過日数:8726日)

世田谷一家殺害事件(せたがやいっかさつがいじけん)は、2000年12月30日から31日にかけて、東京都世田谷区に住んでいた一家4人が殺害された事件。未解決事件捜査特別報奨金制度対象の事件に指定された。上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件とも呼ばれている。

概要[編集]

2000年12月31日朝に東京都世田谷区上祖師谷3丁目に住む一家4人が殺害されているのを、隣に住む住人が発見。4人は2000年12月30日午後11時頃から31日未明にかけて殺害されている。殺害されたのは、父親A(当時44歳)、母親B(当時41歳)、子供C、D(当時8歳と6歳)。

犯人は持ってきた柳刃包丁(やなぎばぼうちょう)や被害者宅の包丁で4人を殺害する際に、右手を負傷している。

凶器[編集]

  • 柳刃包丁「関孫六 銀寿」
細身の包丁で、一般的には刺身包丁として使う物。
刃渡り21cm、柄を含めた全長は約34cm。

犯行後の行動[編集]

飲食[編集]

犯人は、被害者宅の冷蔵庫にあったペットボトルのお茶、メロン、カップのアイスクリームといったものを食べている。アイスクリームはスプーンも使わずに食べていた。

インターネット接続[編集]

4人を殺害した後に、何故か犯人は現場からすぐに逃走せずに家にあるパソコンを使用。31日午前1時18分と31日午前10時の2回にわたってインターネットに接続した記録が残されていたが、2回目の接続は誤作動であった可能性が高い[1]。2回目の接続は父親Aのサイトに接続された後に移動せずに約4分後に切断したち、マウスが机から落ちていたなどの不審な点があった。そのため、再検証するとマウスが落下してボタンがクリックされると自動接続されることが判明した[2]。第一発見者の親族が誤って誤作動させてしまった可能性があるとされた。

1回目の空ファイルや劇団サイトへのアクセスは犯人によるものだと思われており、1回目の接続後に逃走した可能性があるとされる。

犯人の特徴[編集]

  • 犯行動機は不明。指紋は日本のデータベースに無く、日本では前科無しの可能性が高いとされた。
  • 身長170cm前後の男性で、血液型はA型。大胆さもあるが几帳面さもある。
  • 靴のサイズは27.5cm。(韓国サイズだと「280」)日本では一般に流通していない、韓国製の靴。
  • 包丁の柄にハンカチを巻いて滑り止めにする。
  • 子供までもめった刺しにする
  • 軍隊で習うような横歩きを習得している

その後の調査[編集]

韓国人男性と指紋が一致した旨の報道がされたが、その韓国人男性の行方は分かっていない模様[3]。事件の10日前に来日しており、事件翌日に台湾に出国している等、実行犯との共通点が幾つも確認されている模様。

関連項目[編集]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 別冊宝島 日本の「未解決事件」100 昭和・平成の謎を読み解く(宝島社) ISBN 978-4-7966-8083-7
  • 戦後未解決事件史 -犯行の全貌と「真犯人X」(宝島社) ISBN 4-7966-5426-7

外部リンク[編集]