世善桜(よぜんざくら)とは、愛媛県喜多郡内子町上川に存在する桜である。
旧小田町の東部の山間にある彼岸桜の巨樹で、これらは室町時代後期の文明年間(1469年から1487年)に、当時の領主だった大野氏が植樹したものといわれ、愛媛県から天然記念物に指定されている。なお、木の下のほうの枝に桜の花がたくさんつくときは稲作が、上のほうに多ければ畑作がそれぞれ豊作になると言われていたという。