上州治乱記
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上州治乱記(じょうしゅうちらんき)とは、戦国時代の史料である。
概要[編集]
著者・成立年代[編集]
著者は不明だが、巻末に上野国の国衆である小幡氏の事績を特記するように書いていることから、小幡氏の親族か関係者だと思われる。成立年代は少なくとも、小田原征伐の後である。
内容[編集]
全20巻。上州治乱記などとあるため、上野国の治乱についてまとめたものと思われがちだが、それは巻1から巻3の長野氏の滅亡と、巻末の小幡氏の事績くらいである。巻4から巻8は甲斐国の武田氏の興亡について、巻9から巻20までは山崎の戦いや小田原征伐までを記録している。なお、巻1から巻3までは『上野国箕輪軍記』を、巻4から巻8までは『武田三代軍記』を、巻9から巻20までは『三河後風土記』を参考文献にして記録している。