上中

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上中(じょうちゅう)とは、学や職のために名古屋(中京)に上ることを指す言葉であるとされる。名古屋に近い地理的条件から、長野南部地方で用いられるようになり、その後、岐阜県東部でも最近使われるようになったとされるが、実際に使用されているかは定かでない。

長野[編集]

長野県南部にあたる南信地方(伊那など)は、新幹線や東京へ直行する電車が通らないため、東京へのアクセスが悪い。2本の特急を乗り継げば5時間以上、名古屋まで出てのぞみに乗っても3時間近くを要する。これは長野県北部(北陸新幹線が通る)・中部(中央線から特急が通る)や名古屋(東海道新幹線が通る)から東京へ行く時間よりもだいぶ長い。

一方、南信から名古屋へは特急や高速バスで2時間弱で行ける。そのため、就職や進学のため上京する若者よりも、名古屋に上る若者が多い。そのため、上京に並ぶ言葉、つまり、上中という言葉が生まれたとも言われる。東京へ上る上京、京都へ上る上洛といった言葉から類推で作られたとも考えられるが、長野県民のあいだでどの程度使用されるものかは定かでない。

岐阜[編集]

岐阜県東部も東京へのアクセスが悪い一方で、名古屋(中央線が通る)へは比較的行きやすい。そのため、上京する若者よりも名古屋へ上る若者が多い。

これは事実であるものの、岐阜県東部地方の人も「上中」という言葉を使うかはわからない。

出典[編集]