ビトー・コルレオーネ

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ビトー・コルレオーネ(Vito Corleone)とは、映画及び小説「ゴッドファーザー」シリーズの中心的人物である。中心的人物であるが主人公とは言いがたい存在である。

本来の姓はコルレオーネではなくアンドリーニである。

映画版では、主に第二作ゴッドファーザー PART IIで、詳しい来歴が、息子マイケルと対比されつつ描き出されている。

人物[編集]

  • イタリアシシリー島のコルレオーネ村に生まれる。
  • ビトーの父、アントニオ・アンドリーニは、マフィアのドン・チーチョに殺される。
  • ビトーの兄パオロは父の敵討ちをしようとしていたが、パオロも殺されてしまう。
  • ドン・チーチョは、ビトーの母親に、幼いビトーを連れてくるように命じる。チーチョは「ビトーは今は子供だが、成長すれば自分を殺しに来るかも知れない。今の内に殺そう」と考えたのである。
  • 母親は息子の命乞いをするが、チーチョが聞き入れないと見ると隠し持っていた包丁をチーチョに突き付け、ビトーを逃がす。だが、ビトーの母はチーチョに突き飛ばされたところを護衛の者に散弾銃で撃ち殺されてしまう。
  • このままではビトーは殺されると考えた知人たちは幼いビトーを一人、移民船に乗せてアメリカに逃がす。
  • アメリカに到着したビトー・アンドリーニは、役人のミスにより、ビトー・コルレオーネという名前で登録されてしまう。
  • ビトーは八百屋の手伝いなどをして細々と暮らしていたが、コソドロのクレメンツェと知り合って、クレメンツェが仕入れた(盗んだ)服をビトーが売り歩くという方法で大儲けするようになるのだが、ヤクザ者のファヌーチがそれを嗅ぎ付け、みかじめ料を取ろうとする。
  • ビトーは祭の日に、拳銃でファヌーチを撃ち殺す。花火の音の中で誰も銃声に気付かなかった。こうしてビトーはニューヨークのイタリア人街で恐れられる存在となる。
  • ビトーは、(表向きは)シシリーからオリーブオイルを輸入する会社の経営者となり、実際にはマフィアのドンとなる。
  • シシリーに一時帰省したビトーは、チーチョの屋敷を訪問する。このとき、チーチョが昔、心配したことが起こった。何が起こったのか?それはお察しください
  • その後、ビトーは禁酒法時代に、ユダヤ系マフィアのハイマン・ロスと共謀して糖蜜をキューバからカナダに運んで酒を大量に造らせ、それをアメリカで密売して大金持ちになった。