禁酒法
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禁酒法(きんしゅほう)とは、飲酒や酒の製造販売を禁止する法律である。
1920年代におけるアメリカの禁酒法が特に有名である。
アメリカにおける禁酒法[編集]
アメリカ合衆国における禁酒法(きんしゅほう、英語: Prohibition)は、1920年から1933年までアメリカ合衆国憲法修正第18条下において施行され、消費のためのアルコールの製造、販売、輸送が全面的に禁止された法律である。「高貴な実験(The Noble Experiment)」(13年10ヶ月19日7時間32分30秒間)[1]とも揶揄された。
法律で禁止しても、密貿易や密造酒が増え、飲酒はあまり減らなかったという。
酒の密売によりマフィアが多額の活動資金を得ることになった。
酒を他の飲み物に見せ掛けるためにジュースなどと混ぜて飲むことが流行り、それが様々なカクテルを生み出すことになった。
『刑事コロンボ』では、「別れのワイン」でコロンボの父が禁酒法時代にビール密売の用心棒をやっていたとコロンボが語っている。またゲーム『レッド・デッド・リデンプション』(2010年)では、ストレンジャーミッションにおいて禁酒法を示唆させるキャラが登場。主人公がそのキャラに対して忠告か暗殺かの選択を行う場面がある。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ↑ 小泉武夫(著) 『酒の話』 講談社現代新書、1991年5月17日。ISBN 4-06-145676-8。