リリアン・フックス
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リリアン・フックス(Lillian Fuchs, 1902年[1][2][3][4]11月18日[5] - 1995年10月5日)は、アメリカのヴィオラ奏者、作曲家。
ニューヨーク出身。幼少期からピアノに親しんだが、地元のアマチュアのヴァイオリン教師だった父から兄ジョゼフと一緒にヴァイオリンを習ったことで、弦楽器に興味を持つようになった。音楽芸術研究所に進学してルイ・スヴェチェンスキとフランツ・クナイゼルにヴァイオリン、パーシー・ゲチウスに作曲をそれぞれ学び、1924年にヴァイオリンと作曲で表彰されて卒業した。1925年から1940年代半ばまでペロール弦楽四重奏団にヴィオラ奏者として参加し、1926年にヴァイオリン奏者として舞台に立ったものの、結局ヴィオラ奏者として活動するようになった。兄ジョゼフが1943年にミュージシャンズ・ギルドを旗揚げすると、それに参加して兄らとも共演するようになった。1953年にはプラドのカザルス音楽祭にヴィオラ奏者として参加。
後進の指導にも熱心に取り組み、1962年から1991年までマンハッタン音楽学校、1964年から1990年までアスペン音楽祭の講習会、1971年から1993年までジュリアード音楽院でそれぞれ教鞭を執った。ジュリアード音楽院を退任後は、同音楽院の名誉会員として名を連ねた。
ニュージャージー州イングルウッドの養老施設にて没[6]。
脚注[編集]
- ↑ アーカイブ 2021年3月14日 - ウェイバックマシン
- ↑ Bynog, David M. 『Notes for Violists: A Guide to the Repertoire』 Oxford University Press、2020年、127-128頁。ISBN 9780190916107。
- ↑ 1901年生まれとする資料もある。(アーカイブ 2020年8月15日 - ウェイバックマシン)
- ↑ 1903年生まれとする資料もある。(“LILLIAN FUCHS, 91; RENOWNED AS VIOLIST, COMPOSER AND TEACHER”. Chicago Tribune. (1995年10月8日). オリジナルの2021年3月14日時点によるアーカイブ。 2021年3月14日閲覧。)
- ↑ “FUCHS, L.: Complete Music for Unaccompanied Viola”. 2021年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月14日確認。
- ↑ Campbell, Margaret (1995年10月13日). “OBITUARY : Lillian Fuchs”. Independent. オリジナルの2021年3月14日時点によるアーカイブ。 2021年3月14日閲覧。