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リアゲート
リアゲートとは、自動車の車体後部に設けられた開閉式のドア、後部荷物室扉であり、主に荷室(トランクスペース)へのアクセスを目的として装備されている。車種やボディタイプによって形状や構造が異なり、利便性や積載性に大きく寄与する。自動車の後ろ扉。バックドアと呼ばれることもある。
セダンのように、後部荷室と客室の間に隔壁がある自動車の場合、リアゲートではなくトランクハッチやトランクドア、または単にトランクと呼ばれることが多い。
種類[編集]
リアゲートにはいくつかの形式が存在し、代表的なものは以下の通りである。
- ハッチバック式(跳ね上げ式)
ワゴンやコンパクトカーなどに多い形式で、リアウィンドウと一体となったゲートが上方向に開く。開口部が大きく、荷物の出し入れがしやすいことが特徴。SUVやステーションワゴンにも多く採用されているほか、貨車であるライトバンでも採用例が多い。
- 分割式
上下もしくは左右に分割して開閉する形式。一部のSUVやミニバンに採用されている。上下[注 1]または左右[注 2]に分割して開閉する方式の他、ガラス部分のみ開閉できるハーフバックドアなどが採用[注 3]されることもある。なお、左右に分割される形式は観音開き式とも呼ばれる。
- スイングゲート式(横開き式)
ヒンジを車体の側面に持ち、横に開く形式。オフロード車や一部のバンに採用されており、スペアタイヤを装着することができる設計も存在する。
このほか、ホンダ・ステップワゴンで採用されていたわくわくゲートのように、横開きと跳ね上げ式を合わせたリアゲートも存在していた。
機能と装備[編集]
近年のリアゲートには、利便性を向上させるための各種装備が搭載されていることがある。電動リアゲートのように、スイッチやリモコンで自動開閉可能なものやハンズフリー機能のように足をバンパー下にかざすことで開閉できるシステムもある。一方、ハンズフリー機能は自動洗車機(門型洗車機)で誤作動し、洗車中にゲートオープンしてしまう危険もあるという。