ヨタ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ヨタ(記号Y)とは、SI接頭辞の一つで、1024倍、すなわち1𥝱倍に該当する。ゼタより1つ大きく、ロナより1つ小さい。1024倍というのは相当に大きなもので、例えば、1ヨタメートルは約1億光年に相当し、1ヨタグラムはほぼ地球の全海水の質量に相当する。このため、科学技術が相当発達するまでは、このような単位は不要であった。そのため、ヨタはSI接頭辞の中ではゼタゼプトヨクトと共に新しく、1991年に制定されたものである。ただ、ヨタが制定されて以降も、この接頭辞が使われることは極めて少なく、指数表記が使われることがほとんどである。このため、ヨタという接頭辞は現在のところ雑学のネタ以外の役割はほとんど担っていないと言える。