ゼタ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ゼタ(記号Z)とは、SI接頭辞の一つで、基準となる単位の1021倍、すなわち10垓倍に該当する。大きさではヨタより1つ小さく、エクサより1つ大きい。ヨタ、ロナクエタほどではないにせよゼタもかなり大きなもので、例えば、1ゼタメートルはほぼ銀河系の直径に相当し、1ゼタグラムは地球の大気の総質量の5分の1に相当する。このため科学技術が高度に発達するまで、このような接頭辞が必要になることはなく、ゼタは1991年にヨタ、ゼプトヨクトと同時に設定された、新しいSI接頭辞の一つである。ただし、情報量を表すゼタバイトという単位はまれに使われることがあるものの、それ以外にはほとんど使われず、指数表記を用いて表されることがほとんどである。