光年

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光年(こうねん)とは、が真空中を、1ユリウス年、つまり365.25日間に進む距離のこと。真空中の光速は299,792.458km/sなので、1光年は9兆4607億3047万2580.8kmである。これは10ペタメートルに比較的近い。記号はlight yearの略でly

派生単位[編集]

1000光年を1キロ光年、100万光年を1メガ光年、10億光年を1ギガ光年と、SI接頭辞を付した単位もあるが、このような場合はパーセクに接頭辞を付けることが多い。また、テラ光年(1テラ光年=1兆光年)以上は、観測可能な宇宙(直径93ギガ光年)より大きくなるので、ほとんど使われない。分量単位として、SI接頭辞を付して、「ミリ光年」などということはない。「年」の部分を他の単位に置き換えて、光秒光月光世紀などという言い方はあるが、使用頻度は低い。

換算[編集]

1光年は、約63241.07708426629天文単位で、約0.3066013937853093パーセクである。

利用[編集]

恒星間の距離や銀河及びその集団の大きさ、距離を表すのによく使われる。定義が分かりやすく、パーセクより有名なので、一般向けの書籍では光年が使われることが多い。