メーデー (信号)
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メーデー(英:Mayday)とは、とは、無線電話における符号の一つ。遭難など、人命に危機が迫るような緊急事態の際に発報されるものである。日本においては航空機や船舶におけるものが無線局運用規則において定められている。
概要[編集]
メーデーが発報される際はその局が非常事態であることを意味しており、当該局はその他の無線局に対して通信の停止を要求することができる。また、航空機においてはメーデーを発した航空機が最優先で取り扱われるようになっており、空域を開けたり滑走路の優先的な使用が可能になったりする。
なお、虚偽のメーデーの発報は犯罪となりえるものであり、日本においても電波法106条2項において3ヶ月以上10年以下の懲役となっている。
由来[編集]
遭難信号におけるメーデーの起源は1920年代のイギリスであるとされており、空港の無線技士であったフレデリック・スタンリー・モックフォードにより考案されたといわれている。
メーデーはフランス語のヴネ・メデ(venez m'aider、誰か助けて)に由来しており、ノイズが多い環境下においても判別しやすい単語として選ばれたという。