マーティネズ (カリフォルニア州)
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マーティネズ(英語:Martinez)は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州の都市。サンフランシスコおよびオークランドの近郊に位置する。ロイヤル・ダッチ・シェルの大規模な製油所や、鉄道と道路が並行して走るベニシア・マーティネズ橋が有名である。
概要[編集]
サンフランシスコ湾に続く、カルキネス海峡に面した小さな港町である。コントラ・コスタ郡の郡庁所在地で、市内には郡の庁舎や郡内最大規模の病院が存在する。人口は2020年時点で37,287人ほど。市の名前は、メキシコによる統治時代にイェルバ・ブエナ(現在のサンフランシスコ)のアルカルデ(首長)であったイグナシオ・マルティネスに由来する。
市内の海沿いにはラドケ・マーティネズ地域海岸線(Radke Martinez Regional Shoreline)と呼ばれる公園が存在する。大型の駐車場やサッカーコート、ヨットハーバー、さらには釣り用の桟橋などが備わっており、週末には近隣地域から多くの人が集まる。
交通[編集]
マーティネズはサンフランシスコからサクラメント・デンバー・シカゴ方面に向かう際の最短経路上にあるため、19世紀末にはすでに交通の要衝であった。
鉄道[編集]
アムトラックのMartinez駅が市内に存在する。大陸横断鉄道の経路上で、かつては多くの長距離列車が停車していた。1877年の開業当時は、オークランドからリッチモンドを経由して当駅に至り、そこから陸路で湾を大きく迂回しながらサクラメント・しかご方面へ向かっていた。1879年には、シカゴ方面の列車は鉄道連絡船で対岸のベニシアへと向かうルートに切り替えられ。1930年にはベニシア・マーティネズ橋の鉄道部分が完成し、鉄道連絡船は廃止された。