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マルウェア
マルウェア (英:malware ) は、不正かつ有害に動作させる意図で作成されたソフトウェアやプログラムの総称。FSFの定義では、ユーザを虐待するように機能するソフトウェアを指す。[1]
種類[編集]
コンピュータウイルス[編集]
他のマルウェアではないソフトウェアに依存(感染)するマルウェア。感染したソフトウェアは正常な動作ができなくなる。
トロイの木馬[編集]
通常のソフトウェアに偽装してコンピュータ内に侵入し、悪意のある動作を行うマルウェア。コンピュータウイルスや、後述のバックドアやスパイウェアなどをインストールする機能がある場合もある。
ランサムウェア[編集]
コンピュータの情報を暗号化し、その情報を復元するための「身代金」を要求するマルウェア。後述のスパイウェアの機能を持っている可能性がある。多くの場合は身代金を支払っても情報が復元されることはない。身代金はビットコインを要求することが多い。
スパイウェア[編集]
コンピュータのデータを収集し、その情報を外部に送信し、セキュリティやプライバシーを危険にさらすマルウェアであり、パスワードなどの個人情報を収集・盗難することがある。他のマルウェアやソフトウェアに同梱されていたりすることが多い。日常的に使っているソフトウェアが実はスパイウェアが含まれるものであることも多い。[注 1]Proprietary Surveillance - GNU Projectを参照。
アドウェア[編集]
執拗に広告を表示するマルウェアである。有害なサイトにつながっていることが多くある。主に無料のプロプライエタリ・ソフトウェアに同梱されていることが多い。
バックドア[編集]
外部からコンピュータを操るために作られたコンピュータへの不正な侵入経路である。Proprietary Backdoor - GNU Projectも参照。
コンピュータウイルスとの違い[編集]
- コンピュータウイルスは、前述のとおり本来はマルウェアの一種であったが、マルウェアという単語があまり普及していないこと、メディアでは「コンピュータウイルス」の語が使用されることが多いことなどの理由から、マルウェアと同等の意味を表す語として定着してきている。実際に、当ウィキでも混同があり、「コンピュータウイルス」や「ランサムウェア」の記事でも混同されている。
- 実際にはコンピュータウイルスではないマルウェアも多くある。
脚注[編集]
注記[編集]
出典[編集]
- ↑ “プロプライエタリなソフトウェアはしばしばマルウェアである - GNUプロジェクト”. 2025年3月20日確認。
