ポリグラフ
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ポリグラフとは、俗に言う嘘発見器のことである。ポリグラフと命名したのは警視庁の科学警察研究所で犯罪心理を研究していた今村義正。その意味は英語のpoly(多くの)とto write(書く)を組み合わせた「多くのものを記録する」という造語である。
概要[編集]
ポリグラフとは、被験者(事件の参考人)に対して、検査官が様々な質問をして、そのときの被験者の血圧、脈拍、呼吸、皮膚の電気抵抗などを記録する。こうした記録を詳細に分析することで、被験者が嘘をついているかどうかを判断しようとする。人間は嘘をつく場合、血圧が上昇したり汗をかいたりする(つまり皮膚の電気抵抗が弱くなる)ので、こうした生理的な反応が記録された数値に現れることになる。
ただし、ポリグラフ検査を受けることを事件の参考人に強制させることはできない。被験者には拒否権が存在しており、あくまで本人が承諾書にサインし、押捺しないと検査することはできない。