ポア
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ポアとは、次の意味を持つ用語である。
ここでは主に1について説明する。
1の概要[編集]
ポアは麻原彰晃が、自らの関与した殺人をその被害者が自身の悪業により地獄に堕ちるのを防ぐだけでなく、より高い世界へ転生させる為であるとして使用sareta 。もともとチベット仏教の言葉であり、後期密教では「殺す」という意味がないわけではなかったようだが、麻原彰晃の用いるほど過激ではなかった。なお、まだ「オウム真理教」が「オウム神仙の会」だった1987年1月4日の時点で麻原彰晃はすでに殺人を肯定する意味で「ポア」の用語を使った説法をしていた。
1の発言例[編集]
坂本堤弁護士一家殺人事件[編集]
- “坂本弁護士をポアするんだよ” ―――麻原彰晃
- “ポアするんだよポア” ―――麻原彰晃
- “話しても無駄だから、ポアするんだ” ―――麻原彰晃
オウム真理教男性信者殺害事件[編集]
例えば、Aさんという人がいて、Aさんは生まれて功徳を積んでいたが慢が生じてきて、この後悪業を積み、寿命尽きるころには地獄に堕ちるほどの悪業を積んで死んでしまうだろうという条件があったとしましょう。このAさんを、成就者が殺したら、Aさんは天界へ生まれ変わる。(略)すべてを知っていて、生かしておくと悪業を積み、地獄へ堕ちてしまう。ここで、例えば生命を絶たせた方がいいんだと考え、ポアさせた。 — 麻原彰晃
1の関連項目[編集]
2の概要[編集]
- “私たちは意識を移すのに適切な時期を選ばなければなりません。それは自殺行為になるので、間違った時期に行うことは許されていません。” ―――Thubten Yeshe
ポア(英:Phowa)は意識的に死ぬ実践であり、タントラの一種である。ヒンドゥー教(カギュ派とナーロパ派)と仏教(金剛乗仏教とチベット仏教)の両方に見られる。