ボブ・モーゼズ(Bob Moses、1935年 - 2021年7月25日)は、アメリカ合衆国の公民権運動の指導者である。
ニューヨーク市生まれ。アメリカ公民権運動を代表する黒人指導者の一人であるが、当初は生まれ故郷で数学教師をしていた。しかしここで黒人差別の実態を知って自ら運動に参加し、学生非暴力調整委員会(SNCC)の南部ミシシッピ州幹部を務めた。1964年にミシシッピ州で黒人の有権者登録運動であるフリーダム・サマーを指揮する。これらの経緯から何度も逮捕され投獄もされ、白人至上主義者の暴力も受けたが、自身は非暴力を貫いたという。
2021年7月25日、アメリカ南部フロリダ州ハリウッドの自宅で86歳で死去。