バハラーム1世
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バハラーム1世(Bahram I,? - 276年)は、ササン朝(サーサーン朝)ペルシア帝国の第4代君主(シャーハーン・シャー Šāhān-šāh, 在位:273年 - 276年)。父は第2代君主のシャープール1世。異母兄に第3代君主のホルミズド1世。
生涯[編集]
母の身分が低かったので父からは冷遇され、その存命中はギーラーンという戦略的に重要でもない僻地を任されていた[1]。バハラーム自身は敬虔なゾロアスター教徒として知られたので、273年に異母兄のホルミズド1世が崩御すると、ゾロアスター教徒の支援を受けて即位する[1]。この経緯から、即位後はゾロアスター教と対立していたマニ教を弾圧してゾロアスター教の国教化を進める[1]。しかしあまり有能な王では無く、パルミラ帝国にローマ帝国が侵攻してくると支援するも失敗したりした[1]。
276年に崩御し、子のバハラーム2世が跡を継いだ。