ホトケドジョウ属

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ホトケドジョウ属(Lefua)は、東アジア原産のフクドジョウ科の属。 泳ぎが得意[1]

形状[編集]

通常、口に3対、鼻孔に1対の棘がある。体形は基本的に円柱状[1]

尾鰭が丸く、前鼻孔が長い。

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現在、本属には以下の8種が認められている[2][1][3][4]

L. hoffmanniは、Oreonectes platycephalusと同種(ジュニア・シノニム)であるとされる。

検索表[編集]

中島淳 (2017)[5]とKatayama & Suwada (2024)[4]を元に作成。

  1. 体側の縞と尾鰭の黒紋
    • しっかりある ... 2へ
    • 無い ... 3へ
  2. 体高は、
    • 高い ... エゾホトケドジョウ
    • 低い ... ヒメドジョウ
  3. 尾鰭は
    • 丸い ... ホトケドジョウ
    • 角張る ... 4へ
  4. 頭に暗色の線は、
    • 細い ... トウカイホトケドジョウ
    • 濃い ... 5へ
  5. 尾鰭基部に暗色斑が
    • ある ... レイホクナガレホトケドジョウ
    • 無い ... ナガレホトケドジョウ

出典[編集]

  1. a b c 中島淳 2017, p. 210-212.
  2. Kottelat, M. (2012). “Conspectus cobitidum: an inventory of the loaches of the world (Teleostei: Cypriniformes: Cobitoidei)”. The Raffles Bulletin of Zoology, Suppl 26: 1-199. オリジナルの2013-2-11時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130211134858/http://rmbr.nus.edu.sg/rbz/biblio/s26/Conspectus_cobitidum.pdf. 
  3. 細谷和海 『日本の淡水魚』 山と渓谷社、2019年、210-212頁。
  4. a b c Katayama, Y.; Sawada, N. (2024). “Integrative taxonomy revealed a new species of Lefua (Teleostei, Nemacheilidae) from Fukui Prefecture, Japan”. Evolutionary Systematics 8 (2): 247-260. doi:10.3897/evolsyst.8.131002. 
  5. 中島淳 2017, p. 211.

参考文献[編集]

  • 中島淳 『日本のドジョウ 形態・生態・文化と図鑑』 山と渓谷社、2017年、3rd、174-175頁。