ブートストラップ
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ブートストラップとは、ブーツ(長靴)の「つまみ皮」を意味する言葉。「自分で自分を引っ張り上げる」ことの譬えとして用いっれる。
概要[編集]
脹脛(ふくらはぎ)まであるような編上靴(自衛隊では「へんじょうか」と呼称する)に由来するが、日本は温帯モンスーン地帯であるため「水虫」(白癬菌の感染症)が怖いため編上靴は一般的ではなく、そのため「靴紐」と誤解されがちである。
コンピューター用語として[編集]
「自分自身を引っ張り上げる(つまみ出す)」という意味から、「ブートローダーを起動する」ことを「ブートする」といい、ハードウェア的には「ROM の内容を RAM の 0 番地からの領域にコピーし、そのうえでRAMの 0 番地にプログラム・カウンタをセットして制禦を渡すと、システムが起動する」というのがブートストラップローダーの機能である。
日本初のブートストラップローダーは、和田英一によるTACの「和田ローダ」であるとされている。
英語・日本語において、近年のパソコンの普及によって名詞的にも動詞的にも使用される。これは「ブートストラップ・ローダー」が知られるようになって以降である。
現在でもローダそのものはCPUからはアクセスされず、初期化によって消え去ってしまうために、何がどうなっているのかを知ることは困難であるらしい。したがって「ブートする」という言葉は知られてはいるものの、ローダの中身に興味を持つ人はあまりいない。