ブラック・ジャック
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『ブラック・ジャック』(BLACK JACK)は、手塚治虫による日本の漫画作品。
概要[編集]
『週刊少年チャンピオン』にて1973年11月19日号から1978年9月18日号にかけて連載。192話「人生という名のSL」で連載は一旦終了となる。その後も不定期掲載された。
「医療漫画」を漫画の一大ジャンルに押し上げた作品ではあるが、当時の手塚治虫は少年漫画界でヒット作が出ずに私生活でも虫プロダクションが倒産するなど追い詰められていた時期であり、反応がなければ連載3回で打ち切るという追い詰められた状況であった。読み切りという形態をとったのもいつでも打ち切れるようにするためだったといわれ、漫画家生活30周年記念作品として手塚作品のキャラクターがオール出演するという企画のもとで始まった。
連載当初はそこまでの反響でなかったものの徐々に人気が出始めて、『三つ目がとおる』と共に手塚治虫の最後の少年漫画におけるヒット作となった。
登場人物[編集]
主要人物[編集]
- ブラック・ジャック
- 声 - 大塚明夫
- 本作の主人公で狂言回し。略称BJ。無免許の医師でありながら、腕は立つ。患者に対して法外な治療費を請求するが、必ずしも治療費をとることはない。また、治せなかった患者に対しては治療費を取らない。
- ピノコ
- 声 - 水谷優子
- ブラックジャックの助手。
医師[編集]
- ドクター・キリコ
- 声 - 速水奨
- 元軍医。「死に神の化身」という異名をもっており、安楽死を頼まれた患者に安らかな死を施している。
- 本間 丈太郎(ほんま じょうたろう)
- 声 - 阪脩
- BJの命の恩人。
- 琵琶丸(びわまる)
- 声 - 野沢那智
- 盲目の鍼師。鍼師としての技量は高く、無料で患者の治療を行う。
- ハリ・アドラ
- 超能力をもつ医師。
その他[編集]
- ユリ
- 声 - 久川綾
- ドクター・キリコの妹。