琵琶丸

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「手術だの薬だのくだらないこった」

琵琶丸(びわまる)は、『ブラック・ジャック』に登場する架空のキャラクター。テレビアニメ版での声優は、野沢那智

概要[編集]

『ブラック・ジャック』以前の手塚治虫が描いた漫画に登場しているが、名前が判明したのは『ブラック・ジャック』が初。『ブラック・ジャック』の『座頭医師』にて初登場して、『湯治場の二人』にも登場した。

盲目の鍼師。善意で治療を行っており、診療代は無料。鍼師としての腕は高いが、鍼治療以外に対しては否定的な考えを持っている。ブラック・ジャックは、琵琶丸に対して「腕はすごい」と医者としての腕は認めているものの、同時に「慈善を売り物にする人間は虫が好かない」と評している。

『座頭医師』では、ブラック・ジャックの患者に対して、針に恐怖心を持っているとは知らずに鍼治療を行ったときには、ブラック・ジャックに助けられている。その後、借りを返すためにブラック・ジャックの家まで訪ねて鍼治療を行い、ブラック・ジャックの腸を治している。

『湯治場の二人』では、ブラック・ジャックと一緒に憑二斉を訪ねて針を鍛えてもらう。鍛えてもらった後に憑二斉が倒れて、ブラック・ジャックと一緒に治療するも死亡。憑二斉は「生き死にはものの常なり医の道はよそにあり」という言葉を遺しており、この言葉を聞いた後に「この意味がわかったときゃ、また会いましょう」と告げてブラック・ジャックと別れた。なお、別れた後にブラックジャックは、「私には一生わからないかもしれない…私には切るだけが人生なんだ」と呟いている。