フランチェスコ・メルツィ
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フランチェスコ・メルツィ(Francesco Melzi/Francesco de Melzi、(1491年 – 1570年)はイタリアの画家である。レオナルド・ダ・ヴィンチの弟子である。ロンバルディア地方のミラノの貴族階級であった。
概要[編集]
父ジロラモ・メルツィ(Gerolamo Melzi)は、フランチェスコ2世・スフォルツァの軍隊の技術者であった。ルイ12世のもとでミラノの民兵隊の隊長であった。家族とともにミラノのヴィッラ・メルツィに住んでいた。大邸宅で育ち、よい教育を受け、礼儀作法を学び、芸術教育も受けた。画家としての才能もあり、努力をした。
レオナルドは1505年頃にミラノに戻り、メルツィ家に滞在した。まもなくレオナルドの工房で働き始め、お気に入りの弟子になった。
フランチェスコ・メルツィの人生はレオナルド・ダ・ヴィンチと結びついている。それが彼が有名にならなかった理由でもある。レオナルドの死の前には補助者として過ごした。彼が死ぬまで一緒に行動し、ミラノ、ローマ、フランスと移動し行動を共にした。レオナルドの死の床に馳せたのは、フランチェスコと聖職者だけであった。レオナルドの遺言の執行者および相続人であった。
1519年にレオナルドが亡くなってからは、フランチェスコはイタリアに戻り、アンジョラディランドリアーニと結婚し、彼女と8人の子供をもうけた。
作品[編集]
- 『春のニンフ』(ワシントン美術館)
- 『聖母と羊を抱く幼児イエス』ウフツィ美術館(レオナルド・ダ・ヴィンチ作品の模写)(1520年-1525年)
- 『オウムを手にする若い男』ミラノ、個人蔵(1525年)
- 『ヴェルトゥムヌスとポモナ』ベルリン美術館(1518年-1522年)
- 『フローラ』エルミタージュ美術館(1520年)