ピーター・キャット
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ピーター・キャットとは日本の小説家、村上春樹が以前経営していたジャズ喫茶・バー。村上が小説家として一本立ちし生計を立て始め、生活を小説に専念させるに当たり閉店した。自身の随筆の中で幾度かこのバーについて触れている。
概要[編集]
経営者であった村上本人の回顧談として、このバーは「ジャズ喫茶といってもそんなにシリアスなのではなくて、気楽にお酒も飲める店だ。自分で言うのも何だけれど、当時としてはなかなか悪くない店だった。」ということである。とある事情により千駄ヶ谷に移転し友人に店を譲る1981年まで営業していた。
自身の小説「国境の南、太陽の西」においては主人公が東京都渋谷区青山に洒落たジャズ・バーを経営しており、このときの経験を元に描かれているのではないかと推測される。
豆知識[編集]
- 「ピーター・キャット」という名前は開店当時村上 の飼っていた猫の名前(ピーター)からとっている。
- 現在でも千駄ヶ谷にある鳩森神社の祭りなどの際に出る提灯の中に「ピーター・キャット」と書かれた提灯がある。約30年前のものであると思われる。