ピッチ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ピッチ(pitch)とは、音楽用語で、音の高さのこと。略は「音高」。音の高さは周波数で表す。広義には、2つの音のピッチの差を表す音程と同じ意味で使われる場合もあり、全体的には音名を使用して表現することに対する感覚を意味する音程感(絶対音感)を指す。音名、音程差、チューニング、周波数、音階を正しく認識することをいう。例えば、「音程がずれている」とは、チューニングが半音以上のずれ幅であり、「ピッチがずれている」とは、チューニングが半音以下ずれている場合も含むのが一般的。ピッチを認識できる上限は、周波数4kHz辺り(正確には約4186.01HzのC音)である。この上限を超えると、ピッチ感(絶対音感)がほとんど無い音となり、簡単にはどれを聴いてもほとんど同じような音名に聴こえてしまう(unintelligible[incomprehensible] pitch)。楽音として使用できない音であり、チューニングが不可能に近く、音名を正しく答えられない。特に5kHz以上の周波数になると、ピッチがほとんど理解できない。

関連項目[編集]