ピコ
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ピコ(記号p)とは、SI接頭辞の一つであり、10-12倍、すなわち1兆分の1倍を意味する。
概要[編集]
ナノより一つ小さく、フェムトより一つ大きいSI接頭辞である。1ピコメートルは平均的なγ線の波長に相当し、1ピコグラムは大腸菌1個の質量の約1.5倍に相当する。このことから考えると、ピコのオーダーの量は、日常生活にはほとんど登場しなくとも、科学技術(特に生物学や工学)がある程度発達した段階で登場し始めると考えられる。そのため、ピコはテラ、ギガ、ナノと同じ1960年に制定された。
ピコは、電気容量など比較的多くの分野で単位に対する接頭辞として使われるが、ピコまで来ると接頭辞を使わずに指数表記で代用されることのほうが多く、特に物理学においてはその傾向が比較的強い。