ビスカスLSD付センターデフ方式フルタイムAWD

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ビスカスLSD付センターデフ方式フルタイムAWDとは、四輪駆動の制御方式の一種である。

概要[編集]

50:50のトルク配分を基本とし、前後輪に回転差が生じた場合にビスカスLSDにより差動制限を行う方式である。LSDの作用により50:50に近づけようとするため、回頭性はあまりよくないとされている。また、電子制御もなくレスポンスも悪いため低μ路などで効果を発揮する四輪駆動でもないとされている。しかし、かつてのスタンバイ式のような急激な挙動変化や直進安定性の高さ、機械式ならではの信頼性の高さなどを長所とする評価もある。

スバルにおける採用[編集]

スバルにおいてはマニュアルトランスミッションに組み合わせられるAWDシステムである。スバルの四輪駆動としては唯一の機械制御AWDでもあり、特に乾燥路における四輪がアスファルトを蹴り上げて走っていく感覚は素晴らしく、前後50:50のトルク配分は車を進行方向へ向かって真っすぐに安定してかけていく安定性に大きく寄与している。良くも悪くも限界が高い特徴も備えている。

関連項目[編集]

脚注[編集]