バンホール
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バンホール(Van Hool)とは、ベルギーのバス車体メーカー(コーチビルダー)である。
概要[編集]
エンジン・シャーシメーカーと独立したコーチビルダーで、バスの他に商用車も手掛ける。バス車体メーカーとしてはかつての西日本車体工業や富士重工業の立ち位置に近い。
2024年、4億ユーロという巨額の負債を抱えてベルギーの商事裁判所から破産宣告を受けた。バス車体製造はVDLへ、商用車の製造はCargobull社と引き継ぎ先が決まっている。
日本におけるバンホール社[編集]
三井物産と名鉄グループの華陽自動車興業が輸入元となって1980年代から日本への輸入が始まった。輸入が始まった当初は内装作業をベルギーではなく日本で行っていたため、きめ細かい要望に対応できていた。
アストロメガ[編集]
詳細は「バンホール・アストロメガ」を参照
1982年輸入開始の初代モデル、2016年輸入開始の2代目の2モデルがある。
アクロン[編集]
スーパーハイデッカー車といえば3軸車ばかりだった時代に初めて2軸車のスーパーハイデッカー車として登場。
アストロン[編集]
センターアンダーフロアエンジンを採用し、アンダーフロアコクピットとすることで前部と後部を2階建て構造とした車種。わずか3台の輸入。
AU138J[編集]
1985年の名古屋インポートフェアに備えて名古屋鉄道が輸入した路線バス。オフセットミッドシップエンジンを採用する事で前後ドア・ワンステップ構造を両立した。
インポートフェアのシャトルバスとして使用後は名鉄のバス営業所各所へ配置されたが、使い勝手が悪かったのか10年程度で廃車になってしまった。