バルカン星
ナビゲーションに移動
検索に移動
バルカン星(ばるかんせい)とは、映画スタートレックに登場する架空の惑星である。
地球人に良く似たバルカン星人が住んでいる。
地球とは友好関係にある。地球人の宿敵クリンゴン星とはあまり敵対していないようである。
バルカン星の場所[編集]
エリダヌス座40番星を回っている惑星とされる場合と、エリダヌス座イプシロン星を回っている惑星とされる場合とがある。
地球からの距離は、前者の場合16.4光年。後者の場合は10.5光年であり、比較的近い惑星である。
バルカン星人[編集]
- 地球人と比較すると、やや長身で耳が尖っている。
- 食事は野菜が中心である。
- 酒はあまり飲まない。
- バルカン星人は頭が良く、他の異星人からとても尊敬されている。
- 複数の惑星から集まったヒューマノイドたちが会議を開くと、誰もがバルカン星人の意見に賛成する。バルカン星人の言うことは常に正しく、また、議論でバルカン星人を負かすことなど絶対に無理だからである。
- テレライト星人だけは、会議にバルカン星人が参加すると、結果はバルカン星人次第で決まってしまい、多数決もなにもなくなってしまうことを不愉快に思っている。
- バルカン星人の男性は、異星人の女性から非常にモテる。しかし、女性のバルカン星人は論理一点張りで可愛らしさに欠けるためモテるわけではない。
- 血液は緑色だという。
- 相手が高度な知性を持ち論理的な思考のできる生物であれば、それが人間でなくてもテレパシーで意思の疎通をすることが可能である。地底怪獣ホルタ(原作:暗闇の悪魔)という作品でバルカン星人スポックは、ジェナス6号星の地下坑道で多数の作業員を殺害した岩石型生物とテレパシーで意思を疎通し、作業員がホルタの卵を(卵とは知らずに)壊したから殺害したのだという真相を突き止めた。
- バルカン星人には七年毎にボンファーと呼ばれる生殖の期間があり、そのときには理性的な言動ができなくなる[1]。
論理一点張りのバルカン星人[編集]
- 地球人と会話していて、地球人が筋の通らぬことを言うと即座に「非論理的ですな」と突っ込みを入れる。
- 冗談を言ってバルカン星人を笑わせることは不可能である。バルカン星人にとって冗談は非論理的な発言に過ぎないのである。
バルカン星の歴史[編集]
- バルカン星人は大昔、非論理的で争いを繰り返していた。その名残りかバルカン星には宇宙最強の格闘技がある。
- 2000年前、哲学者スラクが論理的に生きるべきだと主張して内戦を中止させた。それ以降バルカン星では、論理的に考え、論理的に発言し、論理的に行動することが美徳とされるようになった。
- 論理一点張りという生き方に反対し、バルカンを出た者たちがロミュラン人である。
バルカン星の様子[編集]
- スタートレック3の終盤と4の冒頭には、エンタープライズを失ったカーク提督が、クリンゴンから分捕ったバード・オブ・プレイでバルカン星に立ち寄るシーンがある。
- 地球と同程度の文明があるはずなのだが、砂漠だけの発展途上国のように描かれている。建物や街並みなどを下手に設定してしまうと、その設定が足かせとなり、以降の作品を自由に制作することに支障をきたす場合があるので、それを防ぐための配慮のようである。このためバルカン星の様子は良くわからない。
その他[編集]
- 通常、映画俳優には表情による感情表現が求められる。しかし、バルカン星人を演じる俳優には、無感情であることを無表情によって表現することが求められる。
脚注[編集]
- ↑ 壊れた大人のマインドノート 宇宙大作戦:S2第1話「バルカン星人の秘密」あらすじや感想など2023年12月7日閲覧。