バラバ
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バラバ(英:Barabbas)とは、新約聖書の中で言及のある人物。
概要[編集]
「評判の囚人」「強盗」「暴動と殺人とのかどで獄に投ぜられた者」と表現されている。
イエス・キリストの代わりに恩赦を受けた人物という話が割と有名。
恩赦を受けた経緯[編集]
年に1度の過越の祭りの時に、総督は群衆が願い出る一人の囚人に恩赦を施すという習慣が当時は存在した。
ピラトはそれを用いてイエス・キリストを釈放したいと考えたようだが、群衆はイエス・キリストではなくバラバを釈放するよう求めた。
ピラトは群衆には逆らえず、バラバを釈放させてイエス・キリストは処刑されるにまかせるしか無かった模様。
バラバのセリフや、バラバが投獄された経緯、釈放された後どのような生活を送ったのか等については、聖書には記録が無い。
教訓[編集]
- イエス・キリストのような無実の人でも、群衆の敵意により処刑される場合がある事が分かる。こういうのは冤罪という。
参考文献[編集]
- マタイによる福音書(口語訳)27章15節から26節 - ウィキソース
- マルコによる福音書(口語訳)15章6節から15節 - ウィキソース
- ルカによる福音書(口語訳)23章13節から25節 - ウィキソース
- ヨハネによる福音書(口語訳)18章38節から40節 - ウィキソース