バハラーム2世
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バハラーム2世(Bahram Ⅱ,? - 293年)は、ササン朝(サーサーン朝)ペルシア帝国の第5代君主(シャーハーン・シャー Šāhān-šāh, 在位:276年 - 293年)。父は第2代君主のバハラーム1世。
生涯[編集]
276年に父王の崩御により、10代の若さで即位する[1]。この際に叔父のナルセ1世は反発してアルメニアで自分の肖像が刻印された貨幣を発行するなどして独立の気配を示し、若年のバハラーム2世にはこれを抑える力は無かった[1]。やむなくゾロアスター教徒の支援を受けてそれを背景にして政権を安定させるが、東ではアフガニスタンで反乱が起こったり、西ではローマ帝国の侵攻を受けて領土を失陥したりと内憂外患に苦しんだという[1]。
293年に崩御し、跡を子のバハラーム3世が継承した。