バスワープ

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バスワープは、青春18きっぷ等のフリーきっぷを使用するに当たって、あえてお金を払って民間の路線バスに乗って、移動行程を円滑にすること。

概要[編集]

青春18きっぷは、普通・快速列車に乗り放題であるが、終点で鉄路が無く、行き止まりになる盲腸線に片道乗車後、復路を乗車するのは時に退屈である。
そこで民間路線バスを使って、先廻りをするのがバスワープである。特急ワープより安上がりにしたり、駅を効率よく回るための手段として使えるところもある。

よく使われる区間[編集]

2024年根室本線の部分廃止で、旭川から新得へ向かうのに有効なバスワープの経路となった。
  • 盛岡 - 久慈
運賃は3000円要するが、IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道の八戸以南に青春18の乗車特例がない[注 1]ため、JRの乗車距離を稼ぐために使えるバスのワープ経路。
  • 西若松 - 若松駅前 - 喜多方
磐越西線の会津若松 - 喜多方間は塩川駅以外、列車の停車本数が僅少だが、並行する会津乗合自動車の路線バスを使うことで、途中駅を先回りすることができる。
  • 福光駅 or 城端駅 - 金沢駅
東の方向から盲腸線の城端線に片道乗車後、少しでも西の方向に進むために使われるバスワープ経路。2022年6月でJRバス路線や森本駅に抜けるバスワープは不可能になったが、加越能バス別系統があり、バスワープはなお可能である。
  • 下呂 - 高山
高山本線の普通の低頻度区間。濃飛バスの路線バスは1時間ヘッドで運賃1060円である。所要時間は1時間半。
  • 川崎駅 - 大川
通勤時以外は間隔の開く鶴見線大川支線を効率良く乗車するために使われる川崎鶴見臨港バスのワープ経路。
この2点間は鉄道だと三角形の2辺を大迂回するが、特急バスは2点間を短絡する。このため、乗り潰し状況や行程次第でバスワープが有効となる。
  • 舞子駅 - 鳴門駅
バス代は片道2500円と高額だが、この区間は圧倒的にバスが速い。なお、鳴門駅と高速鳴門バス停は少し離れていて、10分ほど歩く必要がある。
  • 鳴門駅 - 引田駅(徳島バス)
運賃は650円。1時間ヘッドで、所要時間は約45分。鳴門線乗り潰しと高徳線普通低頻度隘路解消をセットにしたい場合に使える。
  • 枕崎 - 坂之上 - 鹿児島(鹿児島交通バス)
風光明媚な指宿枕崎線で時間を掛けて、帰りはサッと時間をかけず戻るワープ行程として使われる。
  • 志布志 - 都城(鹿児島交通バス)
日南線から、吉都線や日豊本線にワープする行程。

関連項目[編集]

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  1. 盛岡 - 八戸間で運賃3110円要する。