ネット左翼

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ネット左翼(ねっとさよく)とは、インターネット上で左翼的な発言をしたり、ネット右翼的なものを批判したりする個人や集団を指す言葉。ほぼ同義の用語としてパヨクがある。

概要[編集]

性質的にはネット右翼と大差なく、時には政治に関係のない記事にも現れ感情的な論争を巻き起こすことが多い。 戦後日本は左翼的な論調が主流だったため、心の左利き左寄りの考えを持っている事自体は特殊な事ではない。ところが近年になって、”ネトウヨ”という単語を文脈に関係なく連呼する、戦死者を貶めるなど、かつては見られなかった異質な書き込みが多くみられるようになり、ネット左翼という人種がインターネット上で認識され始めている。

対義語のネット右翼に比べると、圧倒的に使われることの少ないスラングである。日本大学の福田充教授によれば、多くの国でネット世論は左翼ではなく右翼的に極端化する現象が起きており、日本では戦後のマスメディアの論調に対する反発やコミュニティの崩壊によるアイデンティティの喪失がその理由であるという[1]。また左派的な人に対する侮蔑語としては「サヨク」「ブサヨ」[2]「パヨク」[3]「プロ市民」「お花畑」「反日」「朝鮮人」(朝鮮民族のこと。何故か左翼の蔑称)といった言葉が主に使われていることや、自他ともにネットを中心に活動しているとは認識していないために従来の左翼と区別する必要性が無いこと、極端な民族差別が問題となっているネット右翼に比べて対象が曖昧であることなども、使われることの少ない理由であると考えられる。

はてなの利用者に対しては、「はてサ」「はてなサヨク」という呼び名がポピュラーに使われている。

アメリカには主にTumblrを巣窟とするオルタナ左翼(Alt Left)がいるとされる[4]

尚、ネット右翼という言葉と同様、相手の思想や発言を無視、軽視することを正当化する悪質なレッテル貼りであることに代わりはないため、あまり使用すべきではない。 またこれもネット右翼同様であるが、左翼的思想を持つ著名人があえてネット左翼を強く批判することにより、「自らはここまで過激ではなく、正常である」という一種のアピールに利用されることもしばしばある。

脚注[編集]

  1. なぜネットでは左翼でなく右翼に極端化するのか 専門家解説、NEWSポストセブン、2012年8月25日
  2. 「不細工」と「左翼」のかばん語
  3. 元アイドル、元俳優、元・市民活動家で右翼転向した千葉麗子によって使われ始めた
  4. 【オルタナ左翼】これから雌伏期に入る可能性が出てきた? それともトランプ大統領誕生に備えた「嵐の前の静けさ」?、諸概念の迷宮(Things got frantic)、2017年1月11日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]