トランスヴェスタイト

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トランスヴェスタイトとは、異性装をする人である。

「男だって、セーラー服[1]やヒラヒラした服を着たい」とか「女だって、詰襟の学生服[2]や軍服を着たい」というのはむしろフツーであり、「見苦しい」「不快だ」とかいった他者からの意見はルッキズムといってセクハラに当たる[3]

そもそも振袖は「陰間茶屋」の男娼の衣裳であり、「男装の麗人」と呼ばれた川島芳子の例もあり、『暮しの手帖』の花森安治美輪明宏マツコ・デラックスの例もある通り日本ではさほど奇異な習俗ではなく[4]、「オトコの娘」の美人コンテストは高校の学園祭でも珍しくはない。

近年では、ファッションのユニセックス化も進んでおり、「ジェンダーレス・ファッション」も一般化している。白衣を含む作業服は右前合わせのことも多く、「医者が左前の白衣を着てきたら験が悪い」というのもあって、一般化しつつある。

日本では飛鳥時代までは服は左前に着ていたのが古墳の壁画から論証されているが、その後中国文化が入ってきてから「大陸文化に倣おう」というのでや着物の合わせなどが改められたという経緯がある[5]

脚注[編集]

  1. 本来は海軍の水兵の制服であった。
  2. 本来は軍の制服であった。
  3. 当人が「似合わない」と判断して着ないのはルッキズムではない。
  4. だいたい袴というのがスカートであり、スコットランドではキルトがある。
  5. 古事記においてヤマトタケルが女に化ける場面があるが、これは敵を欺くための戦術で本稿で述べるトランスヴェスタイトとイコールであるかは不明である