デニス・ムクウェゲ
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デニス・ムクウェゲ(Denis Mukwege, 1955年3月1日 - )は、コンゴ民主共和国の男性尾産婦人科医、社会活動家。コンゴ東部、南キヴ州のブカヴにパンジー病院を設立し、第二次コンゴ内戦以来続く現地での戦乱により強姦(レイプ)被害にあった3万人の女性を治療し、その精神的ケアにも当たっている。
経歴[編集]
コンゴ(旧ザイール)東部の南キブ州のブカブで生まれる。父親はキリスト教の牧師である。隣国のブルンジで医学を学び、その後に南キブ州の農村部の病院で勤務する。その後、フランスに留学して1999年にブカブでパンジ病院を設立する。性暴力被害者の生活支援や女性の権利向上に取り組むパンジ財団を立ち上げた。また、2008年に国連人権賞を、2014年に欧州連合(EU)欧州議会のサハロフ賞を受賞している。2018年10月5日にノーベル平和賞を受賞した。
主な受賞歴[編集]
- 国連人権賞 - 2008年
- レジオン・ドヌール勲章 - 2009年
- ライト・ライブリフッド賞 - 2013年
- ヒラリー・クリントン賞 - 2014年
- サハロフ賞 - 2015年
- ソウル平和賞 - 2016年
- ノーベル平和賞 - 2018年
映画[編集]
- 『女を修理する男』(2015年)
- 暗殺未遂にあいながらも、医療、心理的、そして司法的な手段を通して、婦人科医のムクウェゲ医師が性暴力の生存者を献身的に治療する姿を映している。