チキンラーメン

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
調理されたチキンラーメン

チキンラーメンとは、1958年に日清食品から誕生した元祖即席麺。

概要[編集]

『もっと手軽に食べられる、安全なラーメン』という発想から開発が進んだ。お湯で注いで3分間経つとでき、その手軽さからヒットした。

開発[編集]

50年代前半、屋台でのラーメンを食べるのが当たり前になっていた。安藤百福はもっと手軽に、安全なラーメンを開発できないかと考えていた。
専用の部屋を作り、インスタント麺開発に取り掛かった。しかし、自然乾燥では麺の長期保存が難しく苦戦。そうしたある日、妻がてんぷらを調理しているのを見て、麺を揚げて瞬時に麺を乾燥させる方法で、商品化の目処をつけた。

販売[編集]

当時、うどんが20円の時代にチキンラーメンは35円の値段だった。価格が高いため、受け入れにくくかったが、大阪市のとある問屋では受け入れた。 販売後は注文が相次ぎ現在に至るまでのヒット商品となった。

その後の商品との関連[編集]

チキンラーメンはに入れて湯を注いで作り、で食する前提で開発されていたが、箸と丼文化の無い国に出張した際、小さく割ったチキンラーメンを耐熱コップに入れて調理をし、フォークで食していた所を見かけた。
それを知った安藤が元から器に入っている即席ラーメンを開発したのがカップヌードルである。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]