タラウェラ山
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タラウェラ山(英語:Mount Tarawera)は、ニュージーランドにある火山。
概要[編集]
1315年と1886年の2回の大規模噴火が特に知られている。
最初の14世紀の噴火は噴煙による農作物被害(冷害)が発生しヨーロッパで大飢饉の原因となり、多数の餓死者が発生した。
1886年6月10日の大噴火では午前零時頃、前触れなく突然爆発的噴火が発生、午前2時30分までには中腹に存在する3つの山頂すべてが噴火を開始し、午前3時20分にはカルデラ湖だったロトマハナ湖の湖底が爆発した。
この巨大な連動噴火により、観光名所であったロトマハナ湖湖底の沈殿物で生成されていたピンクテラス、ホワイトテラスは双方とも壊滅し、近隣の村は火砕流に飲み込まれ、100名以上の犠牲者を生んだ。火山灰噴出量は15億km³を超え、15,000km²以上の範囲に渡って降り注いだ。