スレイヤーズの呪文一覧

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スレイヤーズの呪文一覧(スレイヤーズのじゅもんいちらん)は、神坂一ライトノベル作品及びそれを原作としたメディアミックス作品『スレイヤーズ』に登場する呪文・魔術等の一覧である。なお、各呪文の表記は、作中で示された漢字表記の後ろの()に読み方を記すものとし、漢字表記が不明の場合はこの限りではない。

精霊魔術[編集]

火系[編集]

炎裂砲(ヴァイス・フレア)
爆炎矢の強化版。火力と炸裂したときに広がる範囲が広くなっている。
爆炎矢(ヴァ・ル・フレア)
火の矢が目標に命中したとたん炸裂し凶悪な殺傷力を発揮する呪文。
蓮獄火炎陣(ヴレイヴ・ハウル)
使用者の前方周辺のみを溶岩流の吹き溜まりと化す呪文。
アニメ版では溶岩の塊を呼び出して相手に叩きつける。
烈火球(バースト・フレア)
人間が行使できる火炎系呪文の中では最強の呪文。目標の内部に火球を生み出し、その火球が炸裂し、青白い炎が吹き出す。その威力はゴーレムすらも一撃で倒し、人間ならば跡形も残らず燃やし尽くすことが出来る。
爆煙舞(バースト・ロンド)
複数の小型火球を撃ち出す呪文。着弾すると派手な爆炎を上げるが、見た目だけで素肌に直撃しても軽い火傷を負う位の威力しかない。「爆炎舞」とも表記される。
炎熱鞭(バム・ロッド)
手のひらから伸びる火の鞭で攻撃する呪文。鞭は自分の意思で動きをコントロールできる。
炎裂壁(バルス・ウォール)
魔力の壁により炎を左右に吹き散らす呪文。炎に対してしか効果が無いものの、性能は非常に高い。単に「炎の壁」とも表現される。
火炎球(ファイアー・ボール)
炎の矢と並んで火炎系の初歩的な呪文。火球を生み出して撃ち出し、着弾した火球は爆発すると同時に周囲に火炎を撒き散らす。単発ではあるが威力は炎の矢を上回り、リナが絶好調の時ならば鉄をも溶かす程の威力となる。呪文のアレンジで任意の場所で炸裂させたり、ハート型にする事が可能。この呪文を操れるかどうかが、一人前の魔道士と言えるかどうかのひとつの目安となっており、田舎の魔道士辺りがこれ以上の呪文を使えるようになると、自分の力を過信して悪の道に走ってしまう事もあるらしい。だが、魔道士ではない一般人でも呪文を丸暗記すれば使用可能。
暴爆呪(ブラスト・ボム)
レイ=マグナスの生み出した真の火炎系最強の呪文。膨大な魔力容量を必要とし、一般の人間は勿論、リナですら魔力増幅を行わなければ行使できない。火炎球を遙かに上回る程の威力の火球をいくつも生み出す呪文で、近くで使用されると耳の鼓膜が破れるほどの爆音を発し、火球が着弾した地面は溶岩のように赤く煮沸する。また、魔法詠唱時の防御結界の出力が極めて高い点も特徴である。
アニメ版では原作での蓮獄火炎陣(ヴレイブ・ハウル)のように術者の前方に向けて溶岩を噴出させる。
炎の矢(フレア・アロー)
火炎系精霊魔術の中で最も初歩的な呪文。一斉に何本もの炎の矢を生み出して相手を攻撃するが、生み出せる本数は使用者の魔力に比例する。リナの場合には10本以上生み出すことが出来るが、本数を減らして呪文の詠唱時間を減らすことも可能。一本しか生み出せない者、さらにはあまりにも威力が低いために手で持てる者もいる。アレンジを加えることで自分から離れた場所や、背面にも矢を出現させることが出来る。詠唱時間も短く、魔道士ではない一般人でも呪文を丸暗記すれば使用可能。レッサーデーモンやブラスデーモン等の亜魔族もこれと似た攻撃を乱用する。
炎呪封殺(フレア・シール)
耐火呪文。使えば爆炎の中でも一切の熱さを感じないが、呪文詠唱時間が長いため実戦で使える機会は少ない。
裂火陣(フレア・ビット)
数十の小さな光の球を生み出し炸裂させる呪文。威力はパンチ程度と低い。「烈火陣」とも表記される。
炎の槍(フレア・ランス)
炎の矢の応用技で、複数の矢を拡散させずに一本に束ねた呪文。
破弾撃(ボム・スプリッド)
火炎球に似た光球を炸裂させる呪文。熱が一切発生しないため殺傷能力も低いが、任意の場所で弾けさせることが出来る。
炎霊滅鬼衝(ルーン・フレイア)
超高熱の炎を槍の形にして投げつける呪文。純粋なエネルギー体のため対象以外に燃え移る心配はなく、威力は炎の単体攻撃呪文の中では最強を誇る。ミリーナが使用。

水系[編集]

氷の槍(アイシクル・ランス)
複数出現する氷の矢を一本に束ねた呪文。
水片鏡(アクアカレイド)
浄結水(アクア・クリエイト)
何も無い空間に真水を作り出す呪文。魔道士ではない一般人でも呪文を丸暗記すれば使用可能。
基本的に攻撃呪文ではないのだが、Revolutionでは十数人でこの呪文を唱え、発生させた大量の水を凍らせてザナッファーを足止めするという使い方がされた。
水気術(アクア・ブリーズ)
水中での呼吸を可能にする呪文。魔道士ではない一般人でも呪文を丸暗記すれば使用可能。この呪文を使用すると水中でも呪文を詠唱することができる。
氷魔轟(ヴァイス・フリーズ)
人間が行使できる水系最強の呪文。火炎系の烈火球とぶつかると相互干渉により、濃い霧と派手な音、閃光が発生し破壊力は消えてしまう。
氷窟蔦(ヴァン・レイル)
手を起点にして氷の蔦が螺旋状に壁や地面を這い進み、接触したものを氷漬けにする呪文。二人の魔道士が同時に使うと相互干渉により氷の蔦がのたうつ氷の竜となる。「氷結窟蔦」とも表記される。
砕氷塵(グレイ・バスター)
周囲の気温を一挙に下げ、範囲内にいる生物を凍らせる呪文。魔道士の間ではこの術の威力を下げたものは、「弱冷気の呪文」として知られ、暑いときにはこの呪文をマントやローブの中で使用して涼を取っている。
水竜破(シーブラスト)
水面に手をつけ大波を起こす呪文。中型帆船程度をひっくりかえせる程の波を生みだすことができるが、水面に直接触れないと使用できない。
幻霧招散(スァイトフラング)
術者を中心に霧を発生させる呪文。逃走用に使われるが不可視の衝撃波を見切る使い方もある。
水母召(ゼラス・ゴート)
クラゲを呼び寄せる呪文。ナーガのオリジナル呪文であり、クラゲとの相性がいいという彼女にしか使いこなすことができないらしい。移動はクラゲが自力で行うため、山の中など海から遠い場所だと役に立たない。
NEXTではリナも使用したが、「誰に教わったかはあまり言いたくない」とのことである。原作とは異なり、一桶の巨大なクラゲを空間を越えて「召喚」した。
氷霧針(ダスト・チップ)
細かい氷の針を飛ばす呪文。威力は低いが、命中するととても痛い。
霊氷陣(デモナ・クリスタル)
地面から霧を吹き上げ、その上にあるものを一瞬で凍結させる呪文。
冷波吠(ハウル・フリーズ)
強力なブリザードを発生させ、相手に当てる呪文。
白魔遊幻城(フォートリボルブ)
雪塊を空中に浮かべて操る呪文。雪が肌に付くのを防ぐためにナーガがくみ上げたオリジナル呪文。
氷の矢(フリーズ・アロー)
水系精霊魔術の中で最も初歩的な呪文。一斉に何本もの氷の矢を生み出して相手を攻撃するが、生み出せる本数は使用者の魔力によって異なる。主にナーガが使用する。
氷結弾(フリーズ・ブリッド)
氷の矢と並んで水系の初歩的な呪文。青白い光球を撃ち出し、着弾と同時に対象を凍らせる呪文。主にナーガがよく使用する。火炎球とぶつかり合うと相互干渉により澄んだ音を立てて消滅する。
魔結球(フリーズ・レイン)
一抱えほどの氷の球を出現させ、その球に生えた無数の氷柱を辺りに発射させる呪文。使い方を誤まると使用者にまで危険が及ぶ。ナーガ、リナが使用。
結波冷断(ライブリム)
前にかざした掌から冷気の波動を放ち、それに触れたものを凍結させる呪文。
凍界結(ラーフリーズ)
強烈な冷気を発生させ、一瞬で凍結させてしまう呪文。対象に自分の手が触れている場合、対象にはりついて一緒に凍ってしまうので注意が必要である。
呪冷晶(ルフリーズ)
冷気で物を凍らせる呪文。

地系[編集]

地霊咆雷陣(アーク・ブラス)
街の数区画くらいの広範囲に雷撃を撒き散らす呪文。威力は痺れてしばらく行動不能になる程度だが、効果範囲が広いため、回避は非常に困難である。リナ、ミリーナ、ナーガが使用。
礫波動破(ヴィーガスガイア)
地面につけた手から衝撃波を生みだし、一定の場所に地震に似た振動を発生させる呪文。指向性が高く、一撃で家を1軒破壊することができる。
霊呪法(ヴ=ヴライマ)
石人形(ゴーレム)を生み出す呪文。大地の精霊(ベフィモス)に干渉して周囲の土砂を集め、さらに低級霊を憑依させることにより生み出される。人型だけではなくさまざまな姿かたちのゴーレムを生み出すことができる。
アニメでは「その場にあった銅像を操る」という使用法も披露された。また、アレンジを加えることで建物の造形や建造もできる。「霊呪法(ヴ=ヴライマ)スペシャル」「メガ・霊呪法(ヴ=ヴライマ)」等と称する応用版も登場した。 使い手はナーガなど。
石霊呪(ヴ=レイワー)
石竜(ドラゴン・ゴーレム)を生み出す呪文。大地の精霊(ベフィモス)に干渉して周囲の土砂を集め数十の竜と化し、さらに低級霊を憑依させることにより生み出される。ナーガ・オリジナルの呪文だが、生み出された石竜はデッサンがかなり狂っており、しかもコントロールがあまり利かず、暴走する。
爆術法(グレイボム)
相手の足もとの地面を爆発させ、発生した衝撃波によってダメージを与える呪文。地面が剥き出した所でないと使用することができない。
地雷波(ダグ・ウェイブ)
相手の足もとの地面を爆発させ、発生した衝撃波によってダメージを与える呪文。爆術法と違い地面が剥き出していない、石畳の所でも使用可能だが、呪文詠唱時間がやや長いという欠点がある。
地撃衝雷(ダグ・ハウト)
大地の精に干渉し、地面から数多の岩石の槍を出現させ、敵を貫く呪文。主にリナとゼルガディスが使用。
地静霊呪(ダグ・ブレイク)
周囲一帯の大地の精からの干渉を打ち消す。
振動弾(ダム・ブラス)
小さい赤い光の球を放ち、当たったものに高振動を与えて対象を粉砕する呪文。威力は大きく、木の幹やゴーレム、門等を打ち砕くことが可能。その使い勝手の良さから作中の魔道士の殆どが使用でき、地系精霊魔術のみならず全呪文の中でも氷の矢、火炎球に並ぶほど使用される頻度が多い。
地封穿(デイバインド)
地面から生えた土のツタで相手の動きを封じる呪文。元々はジョージが畑を荒らす害獣を捕獲する為に開発した呪文だがあまり効果は無かった。
炸裂陣(ディル・ブランド)
爆裂陣の下位互換呪文。効果範囲が狭くなっているが、その分呪文の詠唱時間が短くなっている。
地撃崩斬(ブレードハウト)
剣の一振りを地を走る衝撃波にする呪文。衝撃波は当たるまで対象を追い続ける。剣技と組み合わせた呪文であるため、特に魔法戦士に向いているものである。
地精道(ベフィス・ブリング)
トンネル掘りの呪文。大地の精霊(ベフィモス)に干渉し、石や土砂のみを消滅させる。人体や金属には影響を与えず、オリハルコンの含まれている地層にこの呪文を使用すると、後には精製されたオリハルコンだけが残る。
爆裂陣(メガ・ブランド)
地面を爆発で吹き上げる呪文。術者を中心に足元に波紋が広がり、土砂とともに吹き飛ばす。地面が剥き出しのところでないと使用できない。通常は殺傷能力は低いが、本編3巻及びアニメ第1期でコピーレゾが使用した強化版は竜破斬すら上回るほどの爆風を生み出した。殺傷力が低いのでリナが知り合いを吹っ飛ばすのによく使う。

風系[編集]

封気結界呪(ウィンディ・シールド)
風の結界で自らを包み込み、攻撃から身を守る呪文。防御呪文としてはもっともポピュラー。作中では専ら「風の結界」と呼ばれている。複数の人間が重ねがけすることで、結界の強度を数倍にすることも可能。
轟風弾(ウインド・ブリット)
炎の矢や氷の矢の風版で風の衝撃波をいくつも放つ呪文。射程は短く、威力も気絶させる程度と低いが、視認出来ないため回避しにくい。
空断壁(エア・ヴァルム)
前方に風の壁を生み出し、攻撃を弾く呪文。
気片鏡(エアカレイド)
風を操って自分の声と姿の幻影をいくつも生み出す呪文。
風裂球(エアロ・ボム)
圧縮した空気を任意の場所で弾けさせる呪文。元々飛び道具や攻撃呪文を弾く為に開発された呪文の為、威力は弱い。
雷撃破(ディグ・ヴォルト)
突き出した手から電撃を放つ呪文。殺傷能力が高く、威力が高い場合は目標が発火することがある。
風波礫圧破(ディミルアーウィン)
高圧の空気の塊を破裂させることによって、強風を生み出せる呪文。威力は広範囲に及び作りがやわいテーブル程度なら一撃で破壊できる。
魔風(ディム・ウィン)
空気を凝縮させ、突風を生み出す呪文。殺傷力には乏しく牽制、足止めになる程度。火炎球(ファイアー・ボール)、氷の矢(フリーズ・アロー)など飛び道具を吹き散らすふうに使われることが多い。魔道士ではない一般人でも呪文を丸暗記すれば使用可能。
魔風斬(ディム・クロー)
術者を中心に垂直に突風を生み出す呪文。
爆風弾(ブラム・ガッシュ)
凝縮した風を矢にして放ち、対象に命中すると同時に無数のカマイタチとなって炸裂する呪文。凶悪なまでの殺傷力を持ち、レンガの壁程度なら破壊することが可能。
風牙斬(ブラム・ファング)
風の矢を放ち、対象を切り裂く呪文。とはいえ威力は人間の肌を浅く切る程度とかなり低く、レザー・アーマーぐらいの強度で防げてしまう。それでも数本を一点に集中させれば、荒縄を切るぐらいのことはできる。
風魔咆裂弾(ボム・ディ・ウィン)
圧縮した風の力を爆発的に開放する呪文。主にナーガが使用するが、大抵の場合この魔法で状況をかき乱す。
雷撃(モノ・ヴォルト)
触れた対象に電撃を流す呪文。威力は弱く、相手の体を麻痺させる程度。掌の他剣等の武器を介して相手の体内に直接叩き込むことも可能。
雷花滅撃吼(ラザ・クロウヴァ)
肉体と精神にダメージを与える、無数の小さな光の粒を、相手にブリザードの様に吹きつける呪文。
翔封界(レイ・ウィング)
風の結界を纏い、高速飛行を可能とする呪文。制御が難しく使い勝手が乏しい為に廃れつつある。高度、重量、速度の総和が術者の力量に比例するため最高速で飛行するには地面すれすれを飛ぶ必要がある。持続時間は術者の集中力により長距離は移動できない。風の結界を利用して多少の攻撃をはじく、敵に体当たりをする、水中に濡れずに潜るといった応用も可能。
原作ではリナ、ナーガ、ルーク、ミリーナが使用可能だが、アニメではアメリアとゼルガディス、シルフィールも使用可能となっている。
浮遊(レビテーション)
風に干渉することによって、対象に浮力を持たせることができる呪文。ただし移動速度が遅く、人が普通に歩くより若干速い程度が限界である。移動速度は遅いが制御が簡単で扱いやすく、馬車一台は一緒に持ち上げられるなど運搬能力が高い、使用中でも初級の呪文なら同時に使えるなど利点もある。

精神系[編集]

魔皇霊斬(アストラル・ヴァイン)
物体に魔力を宿らせる呪文。この呪文を施した武器は威力等が増し、魔力が宿るため純魔族を傷つける事が可能になる。武器以外にも地面に掛けたりする事が可能。リナと特にゼルガディスがよく使用した。
呪霊四王陣(アストラル・ブレイク)
精神世界面から干渉して相手の存在を消滅させる呪文。威力の割りに呪文詠唱時間がかからない。ミリーナが使用。
夢幻覚(イリュージョン)
自分の見せたい幻を相手に見せる事が出来る呪文。術者はこの呪文を使用している間は他の呪文は使えない。使用した相手にしか幻は見えず、第3者の目から見ていると訳が分からない為リナは「盛り上がりに欠ける」との理由からこの呪文を学ばなかった。
暴王結魔弾(ヴァデスファランク)
手に魔力を宿らせる呪文。この術を使用すれば魔力が宿るため手刀で呪文を払う事が可能。
隔幻話(ヴィジョン)
離れた場所に自分の幻を写し相手と会話することができる呪文。この呪文を使うには相手のいる場所に端末の役割を果たす魔道士や、儀式を施された特別な場所がなくてはならない。主に魔道士協会間の連絡に用いられており、各地の魔道士協会には必ず儀式を施された施術室が存在する。また料金を払えば一般人でも使用可能。
霊王結魔弾(ヴィスファランク)
拳に魔力を宿らせる呪文。この術を使用すれば魔力が宿るため純魔族を拳で傷つける事が可能。アメリアが使用。
アニメで使用した際には、拳に『JUSTICE』の文字が浮かんだ。
烈閃咆(エルメキア・フレイム)
烈閃槍の強化版。光の柱を打ち出す呪文。リナ、ゼルガディス、ミリーナが使用。アニメではアメリアも使用。
烈閃槍(エルメキア・ランス)
精神を直接攻撃する光の槍を放つ呪文。ゴーストやデーモンなら一撃で滅ぼす。精神生命体には致命的なダメージを与えるが、生命が肉体に基づく普通の生き物(人間を含む)に対して使用した場合は精神衰弱を起こして何日か寝込む程度で済む。呪文のアレンジで任意の場所で炸裂させることも出来る。
雷竜降(ガイ・ラ・ドゥーガ)
強力な雷の息を吐き出す亜竜、電撃竜(プラズマドラゴン)を召喚する呪文。ナーガ・オリジナルの呪文だが、作中で召喚した電撃竜はコントロールがあまり利かず、全てナーガ達に牙をむけた。
霊王崩爆旋(ガルク・ルハード)
術者を中心に肉体と精神にダメージを与える爆風を起こす呪文。術者の傍にいれば味方は巻き込まれずにすむため、無差別広範囲型の攻撃呪文では使い勝手が良い方である。
傀儡の術
心あるものを、まるでゾンビのように意のままに操ることができる呪文。普通は本当に簡単な命令しか与えることができないが、特殊な宝石を鍵に使うことで、対象をまさに意のままに操ることもできる。
虚霊障界(グーム・エオン)
使用者の周囲に魔法を遮断する結界を作る呪文。ほとんどの魔法を遮断できるが、物理攻撃には一切干渉できない。ズーマ、ルーク、ミリーナなどが使用。
魔竜吠(グ・ル・ドゥーガ)
カタート山脈に住む最強の竜、魔王竜(デイモス・ドラゴン)を召喚する呪文。ナーガのオリジナル呪文だが、後にリナも使用した。ナーガの召喚呪文の中では暴走することが少ないが命令の失敗からひどい目にあうことがある。
冥壊屍(ゴズ・ヴ・ロー)
対象の精神と肉体を滅ぼす影を生みだす呪文。生み出された影は疑似精神生命体の為、明り等でうち消すことは不可能。リナ、ゼルガディスが使用。
妖影縛(シャドウ・ウェブ)
自分の影を触手の様に伸ばし、相手の影を貫き体の動きを封じる呪文。
影縛り(シャドウ・スナップ)
相手の影をナイフや杭等で地に縫い付け、体の動きを封じる呪文。尋問用に開発された術の為、会話は可能。影を介して精神を縫い付ける為、影が消えない限りこの術を人間の力で破ることは不可能。逆に言うと明り(ライティング)等、影さえ消す方法があれば簡単に破れてしまう。
探索
魔力を感知して特定の品物を探し出す呪文。探し出せるのは魔力の波動を認識しているものか、目印になる呪文を封じたものに限る。
烈閃牙条(ディスラッシュ)
烈閃槍の拡大版。威力を上げた複数の光の槍を同時に放つ呪文。ミリーナが使用。
思念波(テレパシー)
言葉を用いることなく、相手と精神を疎通させることができる。正確には呪文ではなく、天性の素質がなくては発揮できない能力である。言葉を使わないので一見便利そうだが、考えていることが全て相手に伝わってしまうため、不便な点も多々ある。
螺光衝霊弾(フェルザレード)
渦巻く白い光弾で攻撃する呪文。軌道が螺旋のため回避しづらい。ミリーナやルーク、ナーガが使用。
青魔烈弾波(ブラム・ブレイザー)
貫通力のある青い光の衝撃波を放つ呪文。物理的な攻撃力だけでなく、精神にもダメージを与える。
プロテクト
物品に対する精神世界面からの「探索」を無効にする呪文。ただし、防御するためには、その物品に込められた魔力を正確に把握しておく必要がある。
崩霊裂(ラ・ティルト)
敵単体を青白い光の柱で包み込む呪文。精霊魔術で最強の威力を誇り、竜破斬にすら匹敵するほど。下位魔族なら一撃で滅ぼし、中位魔族にも大ダメージを与える。
アメリア、ゼルガディス、ミリーナが使用した。作者曰くナーガも使用可能。『EVOLUTION-R』ではレゾも使用している。リナは「見た目が地味で、竜破斬があるからいい」との理由で修得しなかった。リナが使えない術の1つでもある。ルーク=シャブラニグドゥが作り出した異空間の中でのみ、リナも使えたが、本来習得していない術である為、腹心の力を借りた呪文と同等程度の威力になっていた。
アニメ版独自に魔族には竜破斬(ドラグ・スレイブ)並のダメージがあるが、人間に対して使用すると衝撃を与える程度でダメージがないという設定がなされている。しかし、原作では精神体を攻撃されれば人間も死亡するので矛盾する。また、アニメ版のみ固有の詠唱文がある。

白魔術[編集]

封除(アンロック)
鍵を開ける鍵外しの呪文。封錠の施された扉もこれで開けることができる。呪文を丸暗記すれば誰でも使用可能。治安悪化を防ぐため、人に教えることはない。単に「鍵外し」とも表現される。
入れ食いの呪文
釣り針に必ず魚がかかるようになる、リナ・オリジナルの呪文。名前は仮のもので(仮名)がつく。
幻術の応用で、魚に釣り針を「とてつもなく美味しそうなもの」と錯覚させると言う原理。最終的には人間にかけて「ビミョーな料理も美味しく食べられる」と言う所を目指していたが、そちらには失敗している。
失敗作であること、釣りの風情が台無しになること、川から魚がいなくなる恐れがあることなどから、めったに使用しない。
霊光壁(ヴァス・グルード)
手の前に小さな魔力障壁を作成する呪文。詠唱時間が短く、防御する呪文の系統も問わないため便利。
四霊封陣(ヴァルマシード)
地水火風の精霊魔術に対して高い防御力を発揮する呪文。但し効果時間はあまり長くなく、術の触媒に非常に高価な魔法薬が必要。
消化弾(エクストボール)
火を消す呪文。あまり効果は高くない。「消火弾」とする資料もある。
解呪
呪いや眠りなどの持続力のある呪文を解く呪文。高位の神官が使用する。詠唱時間が長い為戦闘中の使用には適さない。
幻操呪牙(カオス・ストリング)
相手の放った糸を魔法の糸で絡み取ることができる呪文。元々は土木工事用に開発されたが、ナーガは鋼糸術を破る用途で使用した。
眠り(スリーピング)
一定範囲内の生物を眠らせる呪文。これをかけられると一定時間相当の事をしなければ目覚めない。極度の興奮状態にある相手には効果が薄くある種の動物(昆虫等)には全く効果が無い。また「眠りで寝てる人を起こす術」も存在する。
悪用されやすいため、決して誰にも教わることのできない呪文である。したがってこの呪文が使えるということは、呪文の丸暗記ではなく混沌の言語(カオス・ワーズ)の意味を理解し、自力で呪文を開発できるだけの実力をもつことの証明となる。しかし原作小説中魔道士ではない素人が使うこともあった。
麗和浄(ディクリアリィ)
体内の毒物や劇物を中和し無毒化できる呪文。どんな毒物でも中和できる訳ではないが、睡眠薬程度なら完全に無毒化することが可能。
崩魔陣(フロウ・ブレイク)
六紡星の頂点に灯った光が魔力を中和する呪文。白魔術以外の魔術は、正常な力の流れを歪ませることによって生じるエネルギーによって発動させている。この力の流れを元に戻すことによって、呪文の効果を打ち消す。味方の魔術も打ち消してしまうため、戦闘時の使用には注意が必要となる。
アニメでは魔族を捕らえる結界のようにも使用されていた。
防御の呪文
作中では主に「防御結界」と呼称される。「封気結界呪(ウィンディ・シールド)」のような精霊魔術による結界に比べ、その防御力はケタ違いに強力だが、その分魔力の消費も激しいため、頻繁に使用することは難しい。
浄化結界(ホーリィ・ブレス)
ゾンビやスケルトン等と言ったアンデッドモンスターを浄化する光の波を放つ呪文。小さな都市なら丸ごと浄化できるほど効果範囲が広いが、使用者の負担も重く同じ人間だと1日に一回しか使用できない。ナーガが使用。
浄化炎(メギド・フレア)
ゾンビスケルトン等と言ったアンデッドモンスターを一撃で倒せる炎が上がる呪文。人間に対して使用すると敵意や悪意等の感情が消えるだけで、身体には全く影響を与えない。
誘蛾弾(モス・ヴァリム)
光球が不規則に飛び、火炎系の呪文を吸い寄せ相殺する呪文。消化弾(エクストボール)を基に作られた。
明り(ライティング)
宙に浮く光る球体を生み出せる呪文。球体は熱を発せず、水に入れても消えることはない。呪文のアレンジによって、光量の調節が可能だが、呪文の持続時間と光量は反比例するため、持続時間をゼロにすると閃光のような強力な光を生み出せ相手の目を眩ませることができる。松明のように剣や棒の先に球体を固定することも可能で、一部の町では柱の先に球体を固定し、これを街灯として使用している。呪文さえ丸暗記していれば、魔道士でない人間でも使用することが可能で、魔道士協会では有料でこの呪文を一般市民に教えているところもある。
霊縛符(ラファス・シード)
相手の体の自由を完全に奪う呪文。この呪文の効力は小一時間程続く。なお表記は「霊縛符」と「霊縛呪」があるが、はっきりと固定されていない。
治癒(リカバリィ)
対象の体力と引き替えに傷を治癒する術。体力を消費するために重症の人間に使うと死なせることになる。病気の人間に対して使用すると病原菌が活性化するため逆効果であり、リナが夏風邪をひいた姉に掛けた際には肺炎まで悪化してしまい、半殺しにされた事がある。呪文を丸暗記すれば誰でも使うことができ、教会に行ってお布施をすれば、呪文を教えてくれるので旅をしている人間なら魔道士に限らずほとんど使える。効果を逆転させて、相手の傷口を広げる攻撃呪文も存在する。植物にも効果があるらしく、神聖樹フラグーンを活性化させる用途でも使用された。
アニメでは重傷のアメリアや疲労しているフィリアにも使用しており、単なる体力回復の術とされている。
復活(リザレクション)
周囲から集めた気で対象者を回復させる高位の回復呪文で、治癒と違い体力を消費しないために病気の人間に対しても有効な術である。アメリア、シルフィールが使用。リナは使用できないが、作者曰くナーガも使用可能。
破邪封呪(ルーン・ブレイカー)
五芒星を用いた結界を作り、その中で使われた魔法の威力や干渉を弱める術。この術は使用した術者の力量ではなく、五芒星の面積によって結界の力が決まる。
封錠(ロック)
扉や窓に魔法の鍵を掛け、開かなくする呪文。錠前が付いていない扉でも使用可能だが、扉の強度はそのままなので扉を破壊すれば中に入ることができる。

黒魔術[編集]

塵化滅(アッシャー・ディスト)
対象を一瞬で黒い塵と化す呪文。威力は黒妖陣と変わりはないが黒妖陣と違い、対象が単体で物体にも効果がある。ヴァンパイアでも一撃で黒い塵にする事が出来る。
黒影夢(ヴン・ガ・ルイム)
低級魔獣、黒獣人(シャドウ・ビースト)を召喚する呪文。召喚された黒獣人は対象の気力を奪う。アルフレッドが使用。
魔骸降来(ガイアグライズ)
大地に刻んだ魔法陣からブラス・デーモンを召喚する呪文。呼び出されたデーモンは召喚した魔道士の命令に従う。
魔竜烈火咆(ガーヴ・フレア)
魔竜王ガーヴの力を借りる呪文。術者の手の平から貫通力のある火線が一直線に伸び、相手を攻撃する。その攻撃力と貫通力の高さから、状況によっては複数の敵を一撃で全滅させることも可能なため、高位の黒魔術の中でも使い勝手の良い呪文であったらしい。魔竜王が滅んだため2部以降では使えない。
重破斬(ギガ・スレイブ)
金色の魔王の力を借りる呪文。ディルス王国に伝わっていた異界黙示録の写本の口伝によりリナが組み立てた呪文だったが、写本の知識が不完全なため、当初は未完成で、竜たちの峰のオリジナルの異界黙示録による知識で完成した。虚無の端末を引き込む、言い換えれば金色の魔王の一部を降臨させる呪文。未完成版は闇の球を目標内部に転移して、闇の火柱が大きくはじけ目標を破壊する。威力も桁はずれで、浜辺を生き物が全く住みつかない巨大な入り江に変える程。人の持つ全魔力に加え、生命力をも使用する術であり、髪の色素が全て抜けるなどの症状が現れる。
完全版は、制御に失敗すれば金色の魔王に体を乗っ取られる。シルフィールの神託によると、制御に失敗し、暴走させると世界を滅ぼしてしまうとされ、これを冥王フィブリゾに利用される事になる。1部では金色の魔王が冥王を滅ぼすため必要以上の力を使ったためリナを支配できなくなり、世界を滅ぼすことはなかった。
シルフィールの神託により、リナにとっての禁じ手となった呪文だが「不完全版なら呪符(タリスマン)の力を借りれば何とか制御できる」らしく、その条件下で原作及び漫画「超爆魔道伝」ではフィブリゾに対して使用した。『TRY』ではダークスターに対して(結果的には不発に終わったが)複数回の使用を試みている。『EVOLUTION-R』では使用をためらっていたが、シャブラニグドゥ(亡霊)相手に敗北寸前に追い込まれたため、仲間の後押しで不完全版[1]を使用し撃破した。
獣魔吠(グ・ル・ディーバ)
蒼い光が地を疾り、魔法陣を大地に描き出し、レッサー・デーモンを召喚する呪文。呼び出されたデーモンは召喚した魔道士の命令に従う。
ゼラス・ファランクス
ミルガズィアが使用した獣王牙操弾の複数対象版。十数発の光球で攻撃する。
獣王牙操弾(ゼラス・ブリット)
獣王ゼラス・メタリオムの力を借りる呪文。術者の意のままに操れる光の帯で攻撃する。呪文の構成パターンは破砕鞭(バルス・ロッド)と同じで力を借りる対象が違えば威力に差があることがわかる例。すぺしゃるで、リナがとある依頼により閲覧できた魔道書『群狼黙示写本(アポカリプス・オブ・ザ・ビースト)』に書いてある内容から組み立てた呪文だったが、魔力容量不足により使用できずにいた。その後、魔血玉で魔力増幅することにより行使可能となった。
覇王雷撃陣(ダイナスト・ブラス)
覇王グラウシェラーの力を借りる呪文。五芒星の頂点に稲妻が着弾し、そこから伸びた雷撃が対象に襲い掛かる。攻撃範囲が広いために味方を巻き込みやすい。
覇王氷河烈(ダイナスト・ブレス)
覇王グラウシェラーの力を借りる呪文。相手を瞬時に凍結させ、氷の霧として崩壊させる。呪文のアレンジにより崩壊させずに凍らせたままにしておくことも可能。『覇王氷結陣』と表記されたこともある。
黒狼刃(ダーク・クロウ)
黒い羽虫の群れのような輪郭のない球を放つ呪文。球が着弾した部分は消滅する。
海王槍破撃(ダルフ・ストラッシュ)
海王ダルフィンの力を借りる呪文。超高速の衝撃波で相手を粉砕する。海王滅殺斬(ダルフ・ゾーク)と違い水のない場所でも使用可能。ルークが使用。
海王滅殺斬(ダルフ・ゾーク)
海王ダルフィンの力を借りる呪文。水を怜悧な刃にして相手に放つ。大量の水がない場所では使用できない。ナーガが使用。
餓竜咬(ディス・ファング)
使用者の影に竜を召喚する呪文。影の竜が相手の影をかみ砕くと、影が咬まれた所と同じ部分が消滅する。
竜破斬(ドラグ・スレイブ)
赤眼の魔王の力を借りる呪文。赤光が伸びて着弾した目標の精神を破壊し、余剰エネルギーが爆発する。目標が生物でない場合はそのまま破壊力が具現する。人間が使える呪文のなかでもっとも高い攻撃力を持ち、小さな街一つを消し飛ばすほどの威力と[2]広い攻撃範囲を誇る。この術を使える魔道士を数人抱えている国は外交上大きな顔が出来るという。約1000年前レイ=マグナスが1600歳の雷銀竜(アーク・ドラゴン)を倒したことからこの名前がついたとされているが、実際は竜用に開発され最初から竜破斬(ドラグ・スレイブ)という名前だった。習得するには人としては最大級の魔力容量を必要とする。
リナの代名詞的な呪文であり、アニメの一話完結のエピソードではこの呪文で話を終わらせることが多い他、TVシリーズ第1話では必ずこの呪文で話の決着を付けている[3]。映画でも必ずこの呪文で決着を着けるが、「一度目の発動時には必ず失敗する」というお約束がある。
群霊覚醒呪(ネグロ・ヴード)
死体に低級霊を憑依させ、ゾンビやスケルトン等のアンデッドモンスターを作り出し使役する呪文。この術で作られたアンデッドモンスターは簡単な命令しか理解できない為、命令を間違うと同士討ちや召喚者を攻撃したりして、全く使い物にならないことがある。術者の力量によっては術者の言動にツッコミを入れるゾンビを作ることも可能。
破砕鞭(バルス・ロッド)
掌から伸びる鞭で攻撃する呪文。射程は短いが鞭の動きをコントロールできるため、命中率は高い。
黒妖陣(ブラスト・アッシュ)
黒い何かが目標周辺の空間を包み込み、意思あるものや有機体を塵と化す呪文。そのため滅菌にも使える。
黒魔波動(ブラスト・ウェイブ)
両手で触れたものを破壊する呪文。一発で壁に人一人が通れる大穴を開けることができる。一つのものを破壊するとそれ以外のものには衝撃が伝わらない。
冥魔槍(ヘルブラスト)
全ての生き物の活力を奪う黒い槍を放つ呪文。この術はあらゆる力を打ち消す働きをする為、ゾンビや魔族にも有効。
冥王幻朧呪(ラグナ・ドライブ)
冥王フィブリゾの力を借りる呪文。生きている人間と変わらない素早い動きと、曖昧な命令を独自に解釈して実行できる高い知能を持った、喋るゾンビを創りだす。冥王が滅んだため2部以降では使えない。
冥王降魔陣(ラグナ・ブラスト)
冥王フィブリゾの力を借りる呪文。逆五芒星の頂点に闇の柱を吹き上がりそこから伸びる黒いプラズマで攻撃する。冥王が滅んだため2部以降では使えない。
神滅斬(ラグナ・ブレード)
金色の魔王の力を借りて両手に生み出した闇をショートソード程の剣の形に凝縮する呪文。ディルス王国に伝わっていた異界黙示録の写本の口伝によりリナが組み立てた呪文だったが、魔力容量不足により使用できずにいた。その後、魔血玉で魔力増幅することにより行使可能となるも、写本の知識が不完全なため当初は未完成であった。竜たちの峰のオリジナルの異界黙示録による知識で完成し、威力が格段に増したが魔力体力の消耗が更に激しくなっている。
将軍・神官クラスの魔族を一撃で滅ぼし、腹心クラスの魔族にさえ致命傷を与える事が出来る。結界等を破る事も可能。
原作でのリーチはショートソード程度とされているがアニメではリナの身長よりも大きいバスターソード並の長さとなる。未完成版は刃が安定せず稲妻状であったが、完全版では刀身の太さが倍以上になり安定した大剣の形を保っていた。16巻では不完全版がショートソード程度とされており、完全版はアニメ版同様バスターソード並になるような描き方になっている。
原作ではルーク=シャブラニグドゥとの戦いで魔血玉を失ったため使えなくなったが、アライナから教わった増幅魔法陣内でのみ使用が可能。
魔王剣(ルビーアイ・ブレード)
赤眼の魔王の力を借りて両手に生み出した魔力を赤い剣の形に凝縮する呪文。伝説の武器並みの威力があり腹心クラスの魔族でも大ダメージを与えることが出来る。ルークが使用。作者曰く、人間の魔力容量でも発動可能。また、魔王の欠片を持つルークの本気の魔王剣は、リナという人間を介した完全版神滅斬と同等の威力があるとのこと。

その他[編集]

アーススロゥン
エルフが使用する大地から破城槌を生み出す呪文。アライナが使用。
獄炎招(アビスフレア)
魔力の炎で目の前にあるものを焼き尽くす呪文。炎は魔力でできており、通常の風や水では効果が無いため、精霊魔法等では消し飛ばせない。ルークが使用。
アルゴウィン
エルフが使用する烈風を起こす呪文。
獣魔吠(ヴォル・ガ・ドゥーガ)
滅びの砂漠との境界に生息する黒き巨犬「ガルム」を召喚する呪文。
ヴァルトレイン
エルフが使用する無差別広範囲の雷撃呪文。
ヴラバザード・フレア
高い貫徹力を有する光で敵を攻撃する呪文。名称からして火竜王の力を借りた術であると思われる。
うぃんぶれす
ランが使用する空竜王の力を借りた風の呪文。元は村の近くに住んでいたエルフから教わった呪文。普通の風の術であれば翔封界のように自分の身体を飛翔させる等の一つの指向性しか持たせられないが、この呪文はそれを超えて身体の制御から物体の飛翔まで様々な応用が可能。ただし、自分の身体を動かす際には自分の意思とは無関係に身体が進んでしまう為、ラン曰く慣れないと「グギッ」となる。
エアプロージョン
エルフが使用する大気の衝撃波を発生させる呪文。
オルグロゥズ
エルフが使用する草の触手を操る呪文。
カオス・ベアード
自らのヒゲを伸ばし、自由自在に操る呪文。
カオティク・ディスティングレイト
光の奔流に敵単体を巻き込んで消滅させる呪文。ヴラバザード・フレア同様神聖魔法の一種とされている。
TRYで先行登場した呪文で、その際の表記は「封魔崩滅(カオティック・ディスティングレィト)」であった。
クラックウォール
エルフが使用する派手な音と煙幕を発生させる呪文。
クリスタルブリザード
エルフが使用する吹雪を起こす呪文。アライナが使用。
物体修復の魔法
赤法師レゾがリナとの初対面で使った魔法で、ファイヤーボールで焼損した宿屋の部屋を元通りに復元した。
玉のような物を修復する範囲近くに放り込み、復活に似た呪文を唱える事で発動する。
ジグロゥス
エルフが使用するバルドという植物の種を急速に発芽・育成する術。
ゼイフリート
エルフが使用する巨大な火球を生み出す呪文。
黒霧炎(ダーク・ミスト)
使用者の周辺を暗黒の霧で包みこむ呪文。また、呪文の範囲内で生みだされた魔法の明りは打ち消されてしまう。ズーマ、アメリア、ルークが使用。精霊魔術の一種。
魅了(チャーム)
精神支配系の呪文。その効果を物に封じておくことも出来るらしい。
ディセンチャント
フォゴゥルで発生した白霧を晴らす呪文。アライナが使用。
ノクトコフィン
エルフが使用する冷気の呪文。アライナが使用。
破邪の法
高位の僧侶(プリースト)が使う。レッサー・デーモン程度なら一瞬で光と化し、葬り去るほどの威力がある。精霊魔術の一種。
黒翼裂空衝(バットインパクト)
不可視の衝撃波を放つ呪文。
バム・プロージョン
エルフが使用する攻撃呪文。
白翼翔(フェリアス・ブリード)
石魔獣(ガーゴイル)を召喚する呪文。リナはこの呪文にアレンジを加え、普通のを呼び出している。名前はアニメで設定され、当初は「小鳥召喚」と表記されていた。
フォゴゥル
エルフが使用する呪文。本来は森林火災を消化するための呪文だが、副作用として白霧を発生させる。アライナ達が使用し、アレンジを加えて火炎系呪文を無効化する効果を発揮した。
増幅(ブースト)
魔血玉を用いて詠唱する呪文。術者の魔力容量を増幅する為、単純に呪文の効果を上昇させるだけでなく、人間の魔力容量では本来使用できない呪文を使用したり出来る。
REVOLUTIONでは呪文の一部が違う。
四霊混交地水覆(ボガーディク・エルム)
地精と水精に干渉し、周囲一帯の地面を泥水で覆う呪文。精霊魔術の一種。
マインドラスプ
エルフ版烈閃槍といった呪文。アライナが使用。
メギドアーク
目標を紅蓮の爆炎で包み込む呪文。神聖魔法の一種と思われる。
屍肉呪法(ラウグヌト・ルシャヴナ)
純魔族のみが使える呪法。この呪いをかけられると無限に再生する肉塊にかえられ、呪いをかけた魔族が滅びない限り死ぬことも出来ず、表面から生まれる肉の蛇に食われ無限の苦痛を味わう。
ルーンストライド
光の槍を撃ち出し、相手に突き刺す呪文。メンフィスが使用。
ロラーザロード
足下の地面ごと効果範囲中の地表にいる全てのものを載せたまま、高速でその地表を任意の方向へ移動させ地上を高速移動する呪文。 なお、風にも同時に干渉しているらしく、大気に邪魔される事なく、移動の際の風も感じない。
他に歪みを生む事なく地精と風の双方に同時に干渉しているものとリナは推測している。人間の姿で素早く移動するためにミルガズィアが「片手間に」開発した呪文。

アニメオリジナル[編集]

キュキュム・スピン
ナマコを召喚する呪文。
神魔融合魔法
神と魔の力を束ねた呪文。力を引き出す対象が強大であるほど、効果は絶大なものとなる。
散光弾(スカッター・ブリッド)
複数の小さな光の弾を生み出す呪文。威力は爆竹程度であり、周囲にばら撒いて威嚇・牽制目的などに使用する。
染色魔法
物体の表面を変化させて違う色をのせる呪文。移動の目印にするなど実用性も高いが、初出の経緯から「落書きの呪文」とも呼ばれる。
ディクラッシャー
金色の光線を一直線に放つ呪文。
ディフラッシャー
巨大な光弾を連続して撃ち出す呪文。出力はディクラッシャーを上回る。
方舟召喚の呪文
天空に巨大な光の方舟を召喚し、激しい砲撃を降り注がせる。
破呪の文
タコの呪いを解く白魔術の呪文。
ブースト・ヴォルト
水晶球などのアイテムを中心として、雷の結界を作り出す防御呪文。並の攻撃呪文なら容易く防げるが、通常の物理攻撃にはあまり効果が無い。
炎の祝福(フレイムブレス)
火竜王の力を借りた呪文。瞬間的にギリシャ十字型の白い閃光が生じ、その後標的のある特定のフィールドに強力な火炎を発生させ、標的を炎で包み込む。
フロストボルト
雷と氷の混ざりあった球を生み出す呪文。
生の法円(ホーリィ・レザスト)
全ての生命体に活力を与える回復系の呪文。幽霊やアンデッド系の存在に対しては、浄化・攻撃呪文としても作用する。
石皇呪(メガ=ヴライマ)
超巨大な戦闘用の石人形(ゴーレム)を生み出す呪文。ゴーレムの外見はスーパーロボット風で、大雑把な命令にもある程度対応できるなど知能も高いようだが、自我に目覚めてしまうこともある。
流星轟落呪(メテオ・フォール)
虚空に浮かぶ星の欠片を降り注がせる呪文。使い手がいなくなった『幻の呪文』であり、「街が一つ吹っ飛ぶ」ほどの威力と言われていたが、実際は宇宙空間の岩石を動かして落下させ「自由に流れ星を降らせて観ることができる」という非常に高度だがほとんど役に立たない呪文であった。
黒呪破(ルーンバニッシュ)
魔の力を中和する防御系の呪文。対魔族用に特化した呪文であるため、精霊魔術等には効果が無い。また、黒魔術でも竜破斬クラスの威力は防ぎきれない。
光縛輪(レイフリーズ)
サークル状の光輪が広がり、任意の対象を呪縛する呪文。複数対象に使用でき、術者に何かがあっても効果は持続する。対になる解呪呪文も存在する。

漫画オリジナル[編集]

烈氷腕(アクア・テンタクル)
複数の衝撃波を変幻自在に操る呪文。
百花繚乱(フロウ・フローラ)
周囲の草木に沢山の花を咲かせる呪文。ただし、花を咲かせた樹は巨大化し人を襲うことがある。
一輪大華(ローラ・フロウリラ)
相手の頭の上に一輪の花を咲かせる呪文。

ゲームオリジナル[編集]

ダルグ・バーザ
相手の防御力を下げる呪文。
バゼル・ウィン
風系の呪文。

脚注[編集]

  1. 詠唱は完全版のもの。
  2. えんさいくろぺでぃあ スレイヤーズより
  3. 『REVOLUTION』1話のみリナではなくポコタが使用したため、リナは「見せ場を取られた」と狂乱した。