スマートインターチェンジ

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スマートインターチェンジ: smart interchange)とは、高速道路においてETC搭載車のみが通行できるインターチェンジの事である。「SIC」と略される場合もある。

概要[編集]

従来のインターチェンジは料金所を一箇所に集約するために本線を跨ぐランプウェイを建設したり、多くのレーン数を確保して複数の料金手段に対応して人を付けなければならず…と結構コストが高かった。

それに対し、スマートインターチェンジは機械がETCを入れてるかを確認して料金を徴収するだけでいいので人件費が削減でき、簡易的な作りでも回せる上に料金所を一箇所にまとめる必要もなく低コストで建設できるので、新設されるインターチェンジはスマートインターチェンジが多い。

サービスエリアやパーキングエリアに併設するのが一般的だが、近年では、既存の高速バスストップやその準備地などの管理施設の改装により(一般車から見れば)単体で建設されるスマートインターチェンジも多い。

ゲート[編集]

スマートインターチェンジには2つのゲートが設置されており、まず最初のレーンでETCを搭載しているかをチェックし、次のゲートで実際の料金処理を行う。

ETCを搭載していなかった場合、インターホンを押して問い合わせ、設置されているUターン路から退出する事になる。

また、普通のインターチェンジとは異なり一旦停止が必要となるため、注意が必要である。

歴史[編集]

2004年(平成16年)の東名高速道路の上郷サービスエリア(現・豊田上郷サービスエリア)への併設が最初。

初期は深夜利用のできない利用時間が6時〜22時に限られた箇所や、大型車などの使用が出来ない箇所も多かったが、ETCの普及率が上がってきてるので24時間化などといった改良が行われており、利用に制約があるスマートインターチェンジは少なくなってきた。

最初は社会実験を経てから本格運用といったスタンスだった[1]が、2009年春からはいきなり本格運用・建設となった。

また、近年では構造は普通のインターチェンジとしておきながらレーンが全てETC専用で現金利用ができない「スマートインターチェンジもどき」も増えている。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. そのため、社会実験で結果が出なかったためにそのまま廃止されたケースも少なくない。