スペイン語を公用語としない南アメリカの国一覧
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南アメリカには13の国・地域があるが、うち9国はスペイン語を公用語としている。
概要[編集]
15世紀から17世紀にかけては、コンキスタドールを送り込むなどスペイン人によるアメリカ大陸の開拓が広く進められ、結果としてアメリカ大陸では広くスペイン語が用いられるようになった。現在でもそれは残っており、南米に限ればスペイン語を公用語としない国・地域は4つしかない。
一覧[編集]
以下は、南アメリカにありながらスペイン語が公用語でない国・地域の一覧である。各国の場所は右の図を参照されたい。
- ガイアナ
- 公用語は英語。もともとスペイン人にもポルトガル人にも影響されなかったこの地は、古くはイギリス人の活動の場であり、オランダ西インド会社の管轄下になるも、ナポレオン戦争後にイギリスの植民地となり、1831年には イギリス領ギアナとなり、最終的に1966年に独立した。
- スリナム
- 公用語はオランダ語。もともとはスペイン人により発見されたが、やがてはイギリスの植民地化、そして最終的には オランダの植民地となり、1815年のパリ条約にてオランダ領化。その後、1975年にオランダから独立。
- フランス領ギアナ
- これは厳密には国ではなく フランスの海外県の一つであり、公用語はフランス語。17世紀にフランスがアマゾンの調査を行った際にフランス人が流入、そして18世紀には流刑の地となる。一時的にポルトガル人により占領されるも回復、最終的に、1946年に植民地から海外県に変更された。
- ブラジル
- 公用語はポルトガル語。南米最大の面積を誇る国で、南米東部の多くを占める。この地はもとよりスペイン人からの影響を受けず、一時的に一部がオランダなどから妨害を受けることがあったが古くからポルトガル人の土地であった。1822年に ポルトガルから独立。