フリージア

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ショウブスイセンから転送)
ナビゲーションに移動 検索に移動

フリージア(hurîzia)とは、アヤメ科の植物うち、秋植えで2~4月に黄・白・紅色などの花が咲くフリージア属の総称。アヤメにも水仙にも似ているので「アヤメ水仙」とも呼ばれる。

概要[編集]

丈は 30cm程ほどで、元は南アフリカに自生。
「フリージア」という名前はフリージア属のうち、摂氏0度より寒ければ枯れるある一つの種のことを指す場合もある。種としてのフリージアは、花の色から「浅黄水仙(あさぎすいせん)」、甘い香りから「香雪ラン(こうせつらん)」とも呼ばれる。

名前の由来[編集]

19世紀の初めにデンマーク植物学者であるクリスチャン=フリードリッヒ=エクロン(Christian Friedrich Ecklon)が南アリカにおいて植物の採集中にこの花を発見した。彼はその花に、自身の友達であったドイツ人医師のフレーゼ (F・H・T・Freese)と名付け、発表した。これが、のちの「フリージア」という名前のきっかけになったとされている。

文化[編集]

日本では「フリージア」のほかに、「香雪ラン」・「浅黄水仙」と呼ばれる。季語の一種でもあり、晩春(清明 4月5日ごろから立夏前日 5月5日ごろまで)の季語とされている。また、日本放送協会(NHK)の ラジオ番組・「ラジオ深夜便」では、日本の季節に合わせてこのフリージアの花を 2月28日の「誕生日の花」とし、その 花言葉を「無邪気」 及び 「潔白」としている。

参考文献[編集]