シソーラス

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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シソーラスとは、大雑把にいうと「言語の半順序関係を表す知識ベース」である。

概要[編集]

哺乳類は卵を産まないはずだが、カモノハシやハリモグラは卵を生む。
そんなわけで、単なる樹形構造で考えると、現実的にはいろいろと齟齬がある。数学的な構造としてはではあるのだが、このあたりはコンピューターでまともに扱おうとすると、たちまち組合せ論的爆発を起こす。
「鳥は飛ぶ」はずだがペンギンやダチョウやヤンバルクイナは飛ばない。スーパーヒーローでも「8マン」は飛ばない。そこで「非単調論理」を適用しようとしたが、やはり実用化できなかった。

人間生活との関わり・利用[編集]

「四辺形」(四角形)には「凸四辺形」以外に「凹四辺形」があるが、一般的には四角形は凸四辺形をいう。
そのため「平行四辺形」「台形」「菱形」「長方形」「正方形」などの用語があるが、正方形は平行四辺形であり台形であり菱形であり長方形である。
そんなわけで、分類するときには「どっかで合流しないと面倒臭い」「定義が循環しちゃうとマズい」という話にはなる。「右大臣」は「左大臣」じゃないほうなのだが、それを言ったら「『右』と『左』ってなんなのよ」という定義の循環が起きる。
そのためにシソーラスは必須なのだが、人と手間がかかるので金もかかるため、真っ当に取組む組織はほとんどない。

脚注[編集]

関連項目[編集]