サンタクロース
サンタクロースは、聖ニコラス(ニクラウス)という聖人である。クリスマスイブ、またはクリスマスの日に良い子にプレゼントを持ってきてくれるおじさん(おじいちゃん)というイメージで知られる。トルコのミュラというところに住んでいた、正教系の司祭さんである。325年のアレクサンドリア公会議に出席していたそうである。
十六世紀末ごろには、カトリックからは「正教なんかキリスト教じゃねーや」と言われ、プロテスタントからは「うちは万人司祭説だから、『司祭』なんていう職階なんか認めねぇよ」と言われてキリスト教から排除されたことがある。
動画のサンタはおば(ねえ)さんであるが、絵面としては若いおねぇちゃんのほうがバエるので、そういうバージョンもある。ドイツの「クリストキント」を参照のこと。
概要[編集]
クリスマスイブの日、良い子は夢の中。眠っている間に煙突から入って、枕元にプレゼントを置く(靴下をぶら下げておくと、そこにプレゼントを入れてくれるという伝承もある)。その行動を繰り返していく。不法侵入の現行犯で逮捕しようと待ち構えている所には来なさそうだが、「泥棒の聖人」でもあるのでやる時はやりそうだ。
毎年、カナダと米国の両政府によって、「北米航空宇宙防衛司令部(通称 NORAD)」による追跡が行なわれている。
誤解[編集]
「赤い帽子に赤い服」というのは近年における誤解で[1]、もともとは緑色の司祭服を着ている。
フィンランドとも関係はなく、トルコのミュラというところに住んでいた、正教系の司祭さんである。
ペットはトナカイを飼っているというのも誤解であり、トルコにトナカイはいない。
イエス・キリストを表しているというも若干の誤解があり、カトリックとプロテスタントの対立から生まれた都市伝説である。赤ずきんを参照のこと。
十六世紀末ごろには、カトリックからは「正教なんかキリスト教じゃねーや」と言われ、プロテスタントからは「うちは万人司祭説だから認めねぇよ」と言われてキリスト教から排除されたことがあるが、おかげでクリストキント(幼児殉教者)が代打として選抜されたため、「クリスマス・イブに銀のティアラをつけた白いドレスを着たおねえちゃんがプレゼントを持ってやってくる」という美しくもバエる伝説が生まれた。「クリストキント」で検索のこと。
要説[編集]
すでに述べたように、トルコのミュラというところに住んでいた、正教系の司祭さんである。聖人に列せられており、聖日は十二月八日である。
もともとは「なまはげ」的なものであったらしく、緑色の司祭服を着て閻魔帳を持って各家庭を回り、よい子にはお菓子を与える。「悪い子は袋詰めにされて攫われてゆき、それを阻止するために親が命乞いをすると、樺の木の枝の鞭を置いて去ってゆく」という伝承があった。「飴と鞭」という言葉との関連は不明である。
よって、「サンタクロースは存在しない」とかいった野暮なことを言ってはいけない。「子供がちゃんと育ってくれていることを感謝する保護者に、サンタクロースが憑依した結果、子供にプレゼントを与えたくなる」という解釈が正しい。
したがって、保護者が怪しげな新新宗教にハマっている場合は、サンタクロースは来ない。これに対して、フツーの宗教を信仰していると来ることもあるが、ときに大黒天に垂迹して来たりする、と河合隼雄は述べている。
関連作品[編集]
- 板垣巴留『SANDA』
関連項目[編集]
ギリシャのイケメン歌手と美人サンタ[編集]
美人サンタも唄う[編集]
脚注[編集]
- ↑ コカ・コーラの宣伝によるらしい。したがって、基本色は赤と白である。