グリゴリー・リンニック

1912年〜1914年ごろ

グリゴリー・ヴァシリエヴィチ・リンニック（ロシア語:Григорий Васильевич Линник、1888年 - 1960年頃）は、ロシア帝国の船員、探検家、水兵、革命家、ソビエト連邦の軍人で、ゲオルギー・セドフと共に行動した隊員の一人として知られている。

生涯

1888年に生まれた。(出身地は不明)

セドフと出会う以前は経験豊富な船員として、黒海や沿海州での港で勤務していた。

1912年の北極到達の一員に誘われ、同年8月14日にアルハンゲリスクから出発し、翌年にゼムリャフランツァヨシファに到達した。

1914年2月20日、セドフとアレクサンドル・プストシュヌイと共にルドルフ島に向かったが、到達する前にセドフが死去したため、Auk岬に遺体を葬った。

帰還の途中、ゲオルギー・ブルジーロフの部下、ヴァレリアン・アルバノフとアレクサンドル・コンラートが漂流しているのを発見したため、救助した。

帰国後はボリシェヴィキに入党し、革命的な水兵兼政治将校として革命、内戦に参加し、終結後はCER(欧州改革センター)の委員として勤務したが、1930年代に逮捕された。

その後の活動についてはほとんど知られていない。1960年代辺りに亡くなったことのみである。