クリミア・ハン国 (くりみあ・はんこく)は、18世紀後半までにクリミア半島に存在したイスラム国家である。クリム・ハン国ともいう。
衰えはじめたジョチ・ウルスから独立したが、やがて同国を滅ぼした。一時はモスクワ大公国に侵入するなどしたが、やがて衰退し、勢力を拡大していた同じイスラム国家であるオスマン帝国の支配を受けた。ともに1683年に第二次ウィーン包囲を行うが敗れて撤退し、さらに露土戦争のオスマン帝国の敗北の結果、ロシア帝国に併合された。